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甲州印傳 [山梨]

【4月1日 日曜日】 午後3時45分

国道411号線(城東通り)を甲府駅方面へ走り、たまたま信号で止まった「中央交差点」

ふいに右側を見ると『印傳屋 十三代 上原勇七』と書いてあるお店に注視

「何屋なんだろう? 印鑑屋?」 でもショーウインド越にはバッグ等が見えるし

『印傳屋』の他に『印傳博物館』とも書いてある

『印傳』ってなんだろう

そんな疑問を持ちつつも信号が青になり武田神社へ向かう

そして

武田神社を参拝した後で、目の前にある土産物店に入ってみたら店の奥に「甲州印伝」のショーケースを発見

値段が高いものは外から見るだけで、購入を考えないと触ることも出来ない

でも安い値段のモノがワゴンにあって、1つ手にしてみる

◇あくまでも初めて手にした時の印象◇

合成皮革にビニールの凹凸でデザインされている財布や小物入れなんだ~

・・・が感想で、終えてしまった

で!

今日、たまたま会社の同僚と「印傳」の話をしたら、上司から『地下鉄銀座線の外苑前駅に印傳の店があったはずだ』と聞き、これは行ってみなきゃと即行動

仕事は営業みたいなものだから、自分でスケジュールさえ作れば自由な時間は作れるので、午後に外苑前駅がある南青山へ

ありましたよ「印傳屋」

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印傳屋青山店

店舗は1階と2階があって、飾ってある商品を眺めていると店員さんから「是非お手に取ってご覧下さい」と言われ素直に従う

手にして店員さんから商品の説明を受けると『うわ~欲しい』の気持ちに火がつく

なんとも云えない肌触り

合成皮革だと思っていた皮は鹿皮、ビニールの凹凸だと思っていたデザインは漆なんだそうです

財布やパスケース、ハンドバッグにセカンドバッグ、巾着や紳士バッグ、携帯ストラップやキーホルダーとあらゆる小物類が店狭しと並べられていて、訪れた私は目が輝く

パスケースだけでも買おうかな・・・なんて見ていたら店員さんがカウンター奥の棚からデザインや色違いの商品を出してきて「これだ!」と手にしたら、頭の中は購入モード炸裂

結局パスケースだけでおさまらず、名刺入れも購入してしまいましたわ

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葡萄の絵柄で写真だと分かりずらいかもしれませんが、黒に近い紫色をしたパスケース(右)と、黒色で蜻蛉の絵柄の名刺入れ(左)

店員さん曰く蜻蛉は前にしか飛ばない(横にも飛んでいそうなんだけど・・・)縁起の良い虫なんだそうです

前にしか進まず決して退かないことから、戦国乱世の時代では「勝ち虫」と呼ばれていたんだそうで、武士の鎧や兜に蜻蛉の模様が入ったものが好まれたんですって

戦の時代は過ぎ現代でも「勝ち虫」を縁起担ぎとして、蜻蛉のデザインが男性に好まれているんだそうです

そう言われれば鉛筆や学生服といった「トンボ・・・」の会社名をよく耳にしますもんね

会社名を決める際に「勝ち虫」とか「退かない」といった意味を込めて名付けたのでしょうね

それにしても肌触りはかなり飽きませんよ

外国の高級ブランドなんかより全然良いかもしれませんね

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帰り際にお店のカタログをいただき読んでみると

「甲州印伝」は日本の伝統工芸品に指定されているそうで、「印傳屋」は創業400年以上で現在の商品は江戸時代に発案され、「東海道中膝栗毛」の中で「腰に下げたる、印伝の巾着(きんちゃく)を出だし、見せる」の記述があり、当時から人気の品だったと云われています

「印伝」の名の起こりは「印度伝来」によると云われているそうな

カタログを見ながら次は・・・なんて勝手に品調べをしている自分が笑えてきます


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コメント 2

夏炉冬扇

お早うご゛さいます。
印傳という言葉を初めて知りました。
by 夏炉冬扇 (2012-04-05 07:43) 

わけん

夏炉冬扇さん

こんばんは
私も甲府へ行くまで印傳を知らなかったんですよ
それから印傳が気になって気になって仕方なかったんですわ
気になると納得するまで調べたり行ってみたりするのは、病気の域に入っていますね
by わけん (2012-04-05 22:09) 

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