【福島・会津若松市】 御薬園 [東北]
【2013年4月27日】
雨が降ったり止んだりの天気の中、鶴ヶ城より車で5分の距離にある御薬園へ立ち寄りました。
こちらには、素晴らしい庭園があるとの情報を事前に知り、立ち寄ってみました。
因みに、当初から訪れる予定でしたので鶴ヶ城の入場券売り場で共通券を先に購入。
別々に入場料を支払うと鶴ヶ城500円+御薬園310円=810円が、700円と110円お得なのですよ。
10:30 御薬園 (おやくえん:Oyakuen : History of Oyakuen)
券売所でチケットを見せ、パンフレットをいただいて園内へと進む。
そもそも御薬園の歴史は1432年に会津(当時は黒川)を治めていた蘆名氏が、霊泉(鶴ヶ清水)と朝日神社(祠)があった場所に別荘を作ったのが始まりでしたが、その後の城主となった伊達、蒲生、上杉、加藤の時代は別荘として使われず、陸奥会津藩保科正之になって再び別荘として使われました。
三代藩主松平正容(三代目より保科姓から松平姓に変わりました)によって、庭園を再整備し一角には薬園を作り藩や民のための役割も担ったそうな。
※一部会津若松市観光公社HPから引用しました。
こちらが薬園であった「薬用植物園」
薬用植物園の前には「重陽閣」
こちらが 重陽閣 (ちょうようかく:Chouyokaku) で、東山温泉にある新滝旅館(しんたきりょかん:現在は「東山温泉くつろぎの宿」)の別館を1973年(昭和48年)に移築したそうです。
そもそも新滝旅館の別館が何故この御薬園にあるのか?ですよね。
実は新滝旅館の別館は、秩父宮勢津子妃殿下が御成婚される前に御一家でお泊りになられたそうです。
それも御宿泊されることになって急遽作られたんだとか。
また「重陽閣」と名付けたのは勢津子さまが9月9日生まれで、重陽の節句の日でもあることから重陽閣と名付けられたそうですよ。
なんでそこまで?、、、ですよね。
秩父宮勢津子妃殿下は、現在NHK大河ドラマ「八重の桜」で殿様の松平容保氏の孫娘にあたります。
母方の祖母が福島で、生前に勢津子さまのことをよく話しており、会津は戊辰戦争によって新政府より遠ざけられ、最後は朝敵扱いまでされてしまった過去を持ち、その嫌な気持ちを晴らしてくれたのが、松平節子さまの皇室入りでした。
昭和天皇の弟となります秩父宮雍仁親王(ちちぶのみや やすひとしんのう)に嫁がれたのは1928年(昭和3年)、松平恒雄氏の長女として生まれ、1995年(平成7年)にお亡くなりになりました。
秩父宮勢津子妃殿下は皇室入りをされる前に名前を節子から勢津子に変えられた。これは大正天皇妃殿下(貞明皇后)が節子(さだこ)と同じ名であったため、天皇家と縁がある伊勢の「勢」と、会津の「津」を含めた勢津子に改名されたんだそうです。
一緒に来た母も祖母と同じように「勢津子さまはね・・・」と、実母が言っていたことを真似て私に説明をしてくる。「そうなの?」なんて返してしまった時には延々と喋られてしまうので、聞きながら違う話題へと変えてしまいます。でもある程度の話をせてあげないと機嫌が悪くなるので、話を聞きながら私は写真を撮り続けるのでした。
因みにですが、私が撮影していると「ここでいいわ」と立ち止まり、カメラに向けてポーズをとるんです。
皇室ゆかりの場所になると、やたらと「ここでいいわ」を連発して来ます。
土日は早朝に放送している皇室関係の番組を父と一緒に観ているものですから、観光地で「皇室」関係の立ち寄り地を入れてあげるのですが、御薬園で皇室関係と出くわすとは私にも予想外でありましたわ。
上の写真の右下の句は、新島八重が勢津子さま御婚儀の際に詠まれた歌。
いくとせ可 みねにかかれる 村雲の はれて嬉しき ひかりをぞ見る
これはレプリカで、本物は会津図書館にあるそうです。
さぁ、次は庭園ですよ。
どうです?
御薬園、、、いいところでしょ。
今回の南東北紀行で1位2位を争うぐらいのお勧め観光地でありました。
会津に行かれた際は是非とも訪れてみてください。
訪れる方は鶴ヶ城の1/10、いや1/20かな。
GW初日でこのような閑静があって良い場所。
駐車場は車で20台位しか停められず、大型の観光バスでは入るのも一苦労な場所のためかもしれませんね。
また、重陽閣ではティールームがあって、1200円でデザート付きのティーセットが味わえるそうです。
[情報:御薬園]
福島県会津若松市花春町8-1
JR磐越西線・会津鉄道 会津若松駅よりバス15分
会津バス まちなか周遊バス200円 鶴ヶ城より徒歩15分
駐車場:20台程度 無料
入場料:310円、共通入場券700円(鶴ヶ城、麟閣、御薬園)
見学所要:30分程度
追伸
昨日の5月4日ですが、超日帰りで旅してきました。
お出掛けレポート?は後日に書かせてもらいますが、前日夜出発の当日夜帰りという超日帰り旅。
どこへ行ったかって?
ヒントはこんな名前のバス停があるところでーす。
おたのしみに
雨が降ったり止んだりの天気の中、鶴ヶ城より車で5分の距離にある御薬園へ立ち寄りました。
こちらには、素晴らしい庭園があるとの情報を事前に知り、立ち寄ってみました。
因みに、当初から訪れる予定でしたので鶴ヶ城の入場券売り場で共通券を先に購入。
別々に入場料を支払うと鶴ヶ城500円+御薬園310円=810円が、700円と110円お得なのですよ。
10:30 御薬園 (おやくえん:Oyakuen : History of Oyakuen)
券売所でチケットを見せ、パンフレットをいただいて園内へと進む。
そもそも御薬園の歴史は1432年に会津(当時は黒川)を治めていた蘆名氏が、霊泉(鶴ヶ清水)と朝日神社(祠)があった場所に別荘を作ったのが始まりでしたが、その後の城主となった伊達、蒲生、上杉、加藤の時代は別荘として使われず、陸奥会津藩保科正之になって再び別荘として使われました。
三代藩主松平正容(三代目より保科姓から松平姓に変わりました)によって、庭園を再整備し一角には薬園を作り藩や民のための役割も担ったそうな。
※一部会津若松市観光公社HPから引用しました。
こちらが薬園であった「薬用植物園」
薬用植物園の前には「重陽閣」
こちらが 重陽閣 (ちょうようかく:Chouyokaku) で、東山温泉にある新滝旅館(しんたきりょかん:現在は「東山温泉くつろぎの宿」)の別館を1973年(昭和48年)に移築したそうです。
そもそも新滝旅館の別館が何故この御薬園にあるのか?ですよね。
実は新滝旅館の別館は、秩父宮勢津子妃殿下が御成婚される前に御一家でお泊りになられたそうです。
それも御宿泊されることになって急遽作られたんだとか。
また「重陽閣」と名付けたのは勢津子さまが9月9日生まれで、重陽の節句の日でもあることから重陽閣と名付けられたそうですよ。
なんでそこまで?、、、ですよね。
秩父宮勢津子妃殿下は、現在NHK大河ドラマ「八重の桜」で殿様の松平容保氏の孫娘にあたります。
母方の祖母が福島で、生前に勢津子さまのことをよく話しており、会津は戊辰戦争によって新政府より遠ざけられ、最後は朝敵扱いまでされてしまった過去を持ち、その嫌な気持ちを晴らしてくれたのが、松平節子さまの皇室入りでした。
昭和天皇の弟となります秩父宮雍仁親王(ちちぶのみや やすひとしんのう)に嫁がれたのは1928年(昭和3年)、松平恒雄氏の長女として生まれ、1995年(平成7年)にお亡くなりになりました。
秩父宮勢津子妃殿下は皇室入りをされる前に名前を節子から勢津子に変えられた。これは大正天皇妃殿下(貞明皇后)が節子(さだこ)と同じ名であったため、天皇家と縁がある伊勢の「勢」と、会津の「津」を含めた勢津子に改名されたんだそうです。
一緒に来た母も祖母と同じように「勢津子さまはね・・・」と、実母が言っていたことを真似て私に説明をしてくる。「そうなの?」なんて返してしまった時には延々と喋られてしまうので、聞きながら違う話題へと変えてしまいます。でもある程度の話をせてあげないと機嫌が悪くなるので、話を聞きながら私は写真を撮り続けるのでした。
因みにですが、私が撮影していると「ここでいいわ」と立ち止まり、カメラに向けてポーズをとるんです。
皇室ゆかりの場所になると、やたらと「ここでいいわ」を連発して来ます。
土日は早朝に放送している皇室関係の番組を父と一緒に観ているものですから、観光地で「皇室」関係の立ち寄り地を入れてあげるのですが、御薬園で皇室関係と出くわすとは私にも予想外でありましたわ。
上の写真の右下の句は、新島八重が勢津子さま御婚儀の際に詠まれた歌。
いくとせ可 みねにかかれる 村雲の はれて嬉しき ひかりをぞ見る
これはレプリカで、本物は会津図書館にあるそうです。
さぁ、次は庭園ですよ。
どうです?
御薬園、、、いいところでしょ。
今回の南東北紀行で1位2位を争うぐらいのお勧め観光地でありました。
会津に行かれた際は是非とも訪れてみてください。
訪れる方は鶴ヶ城の1/10、いや1/20かな。
GW初日でこのような閑静があって良い場所。
駐車場は車で20台位しか停められず、大型の観光バスでは入るのも一苦労な場所のためかもしれませんね。
また、重陽閣ではティールームがあって、1200円でデザート付きのティーセットが味わえるそうです。
[情報:御薬園]
福島県会津若松市花春町8-1
JR磐越西線・会津鉄道 会津若松駅よりバス15分
会津バス まちなか周遊バス200円 鶴ヶ城より徒歩15分
駐車場:20台程度 無料
入場料:310円、共通入場券700円(鶴ヶ城、麟閣、御薬園)
見学所要:30分程度
追伸
昨日の5月4日ですが、超日帰りで旅してきました。
お出掛けレポート?は後日に書かせてもらいますが、前日夜出発の当日夜帰りという超日帰り旅。
どこへ行ったかって?
ヒントはこんな名前のバス停があるところでーす。
おたのしみに
こんばんは。
んふ・・・・(o^^o)
私好みの静けさでございます。
それだけでも十分に出掛ける価値のある場所かも。
さらには物語を秘めているのだから、
大切にしたいお出かけ処ですね。
by 鴨媛 (2013-05-06 21:24)
こんばんは。
鶴ヶ城へは行きましたが、全く覚えがないのでたぶん
ここへは行かなかったと思います。
庭園内をゆっくりと散策できるところがいいですね。
池への映り込みも見事です。
by kuwachan (2013-05-06 22:17)
今晩は。
天気もいいし。いい「お出かけ」になりましたね。
by 夏炉冬扇 (2013-05-06 22:21)
こんにちは。
御薬園、ここは行く価値ありますね。知らなかったです。
しっとりとしたいい庭園ですね!
こちら方面に行く機会があれば立ち寄ってきます。
レポありがとうございます。
by citron (2013-05-07 12:13)
鴨媛さん
こんばんはデス
GW初日午前中とあって来場者が少ないと見積ってもこのような感じです。
庭園にゾロゾロと観光客がいたならば雰囲気も違っていたでしょうが、
今回はかなりラッキーだったみたいです。
こんな良き庭園に訪れる方が少ないなんて・・・と思う反面、この静けさを奪われ
たならと、かなり複雑な心境でありまする。
by わけん (2013-05-07 22:21)
kuwachanさん
こんばんはデス
鶴ヶ城より徒歩15分もあるので、目的を持ってないと行かれない可能性大
かもしれませんね。
もう少し天気が良くて空が青ければ、庭園の緑も映えるのですが、このような
曇天の方が静けさの雰囲気をアップしてくれるのかもしれませんね。
by わけん (2013-05-07 22:27)
夏炉冬扇さん
こんばんはデス
最後の青空の写真は別の日のお出掛けでありました。
南東北を訪れた初日は雨と曇り、最後が少し晴れ、、、てな感じです。
by わけん (2013-05-07 22:29)
citronさん
こんばんはデス
行く価値アリですよ~(笑)
会津に訪れた際は行って見てくださいね。
庭園は何回も回れるようになっておりますので、2度回れば更なる良さが出て
くるかもしれませんね。
重陽閣では薬膳料理が楽しめ、萱葺きの御茶屋御殿では抹茶をいただける
そうですから、ごゆるりと訪ねてみてください。
他のブログさんを読んでみても、こちらの庭園の評価は高いみたいですよ。
by わけん (2013-05-07 22:43)
秩父宮勢津子妃殿下が御成婚される前に御一家でお泊りになられる為に新築された重陽閣・・・私達の感覚からすれば「なんでそこまで・・・」と思いますが
昔は名誉なことと考えてこのようなことをすることがあったのでしょう。
逆にこの様な事が出来るほどの財力があったからとも言えますね。
by 青い鳥 (2013-05-09 18:07)
青い鳥さん
こんにちはデス
秩父宮勢津子妃殿下は、会津松平家のお姫様でありましたから、
当時は皇室入りする喜ばしさが会津全体で御祝いされたのでしょうね。
その御祝いが重陽閣を作る情熱になったのでしょう。
宿泊される予定が決まって建物を作るのって、夜も含めた突貫工事になった
のかなぁ~。。。
by わけん (2013-05-12 10:05)
素敵なお庭ですねー。
前回会津を訪れた時は時間がなかったのでお城観光しかできませんでした。
次回は行ってみたいです。
しかしお母様、面白いですね(笑)
by のりたま (2013-05-15 18:33)
のりたまさん
こんばんはデス
ここ「御薬園」は会津の中でもイチオシな場所でしたよ~
次回、訪れた際は是非ともお立ち寄りをお薦めいたしまーす。
母ですか?
近くにいると、のりたまさんのように面白いとは感じないんですけどね(笑)
by わけん (2013-05-15 22:09)