【岐阜】 高山から下呂へ [岐阜]
【2013年5月4日】
高山より次へと向かうのは下呂(げろ)方面。
当初は郡上八幡に行こうと思っていたのですが、GWとあって混雑しているだろうと予測し、郡上八幡は次回へと回し、国道41号を南下する下呂方面にハンドルを切った。
高山の南に面し、2005年に大野郡宮村から高山市に編入された高山市一之宮町。
ちょうど国道に「一之宮水無神社」と看板があったので立ち寄ってみました。
一之宮水無神社 (Ichinomiya Minashi Jinjya)
水無と書いて「みなし」と読みます。
飛騨の国における一宮で、史上では867年(平安初期)に神位を授けられたという記事のみで、それ以前は不詳との事です。
こちらの神社では色々と歴史があって、「夜明け前」で主人公であった青山半蔵のモデルは作者「島崎藤村」の実父であるというのは、以前に何かで知っていた。その実父の島崎正樹は、この神社の神職でもあったんだそうですわ。
また、旧3月3日に「生きびな祭」という珍しいお祭りを行い、未婚女性9人が選ばれ身代わりとなって穢れのお祓いを受けるお祭りだそうです。
写真の左は「絵馬殿」で1607年に建てられ、1870年に一度取り壊されるも氏子達によって廃材を保存し、1879年に復元させ移築もあって現在の場所に建てられています。
右の写真は「神門」で、こちらにて参拝をします。
神門の内側は神域で、神門より中を撮ったのが下の写真。
拝殿は回廊式で、この神社の格式が高いと感じさせられまする。
一之宮水無神社から国道を挟んだ反対側には、高山本線の「飛騨一宮駅」がある。
JR高山本線 飛騨一宮駅
駅舎は無人駅で、ホームから列車接近音が聞こえたので出てみると特急列車が通過していく。
時刻表はと確かめると、特急列車を追って普通列車がやって来るみたい。
時刻は10:00、10時代の列車が発車すると次の列車は・・・4時間、5時間後!
本線と名は付けどローカル線なのですね。
また列車接近音が聞こえてきたので撮り鉄気分でパチリ。
列車がホームを立ち去って「臥龍桜」の旗のぼりが目に着く。
跨線橋を渡って反対側へ向かってみると公園があり、その先に大きな桜の樹が目に入る。
臥龍桜 (Garyu Zakura)
桜の樹は樹齢1100年のエドヒガンザクラで、国指定天然記念物に指定され、開花時には多くの花見客が訪れたんだとか・・・
私が訪れた5月4日は完全に花が散ったあと。。。それじゃと飛騨一之宮観光協会のHPにあった臥龍桜を転載。
公園近くにも駐車場がありますが、私は駅舎近くの駐車場に停めて見物しました。開花時期は臨時駐車場が設けられているとのことですよ。
分水嶺となる宮峠を越し、久々野という集落にあった「道の駅 飛騨街道なぎさ」にて小休止。
さすがGWとあって道の駅は大混雑。車を停めるにも一苦労。。。
土産物店内を見ていると、ここにもあるんですね(笑)
「飛騨の恋人」、、、なんとかの恋人で裁判になってしまったのは「面白い恋人」でしたっけ?
「白い」が入らなければ問題ないのでしょうね。
50年以上前から「お口の恋人」という大手製菓メーカーが使っていますが、北海道さんの方はそれを??となるんでしょうかねぇ~
これは今回ネットで初めて知ったのですが「お口の恋人・・・」というキャッチコピーは、ドリフターズの仲本工事さんのお母様が作ったんだそうです(Wikipediaより)。
要らぬ情報ですかね(笑)
下呂に向け国道41号を走っていると、大きな樹がそそり立つ神社があったので立ち寄ってみる。
久津八幡宮 (Kuzu-Hachimngu)
久津八幡宮は377年に応神天皇の分霊を勧請したのが始まりで、1159年源義平(Minamoto-no Yoshihira : 源頼朝・義経の異母兄)によって鎌倉の鶴岡八幡宮の分霊合祀。それから八幡宮と名乗っているのでしょうか。。。
そしてこちらにも立派な樹が!
夫婦杉(Meoto Sugi)と呼ばれ、左側が「雌杉」右側が「雄杉」。
樹齢は1200年で、1928年(昭和3年)国指定天然記念物に指定されたそうです。
また本殿と拝殿は国の重要文化財に指定されています。
こちらは拝殿で1581年に再建され、軒口にある彫りは鯉なのですが、この神社の前を流れる益田川は雨が降る度に洪水が発生していたため、川に鯉の精を止めるため、写真の鯉の彫りの他に「矢」の彫りがあり、その矢で鯉を止める願いをこめて彫られたんだそうです。
そしてこちらは本殿で1412年に再建とあるので室町時代の建物なんだとか。その本殿を裏側に廻って撮ったのですが、案内看板があり説明書を読むと写真右の蟇股(Kaerumata)に対の鶯が彫られています。
もう少し拡大。。。!(逆光で少し白くなってしまっていますが)
昔、この神社で休んでいた時に本殿から鶯の鳴き声が聞こえ、眠ろうとしても鳴き止まなかったため石を投げても鳴き止まず、本殿に近付くとこの写真の鶯が彫られている蟇股だったという逸話が残っています。
それにしても・・・なんかマジックみたいに淵を描いているように思えるのですが気のせいですね。
こちらの久津神社ですが、あっと思って一度通り過ぎてしまったのですが、大きな樹があると何故だか人を引きつけるみたいですね。私もその1人で、行き過ぎてUターンしての参拝でありました。
[情報]
一之宮水無神社
岐阜県高山市一之宮町石原5323
駐車場は10台程度。駐車場・拝観は自由。
久津八幡宮
岐阜県下呂市萩原町上呂2345-1
駐車場は30台程度。駐車場・拝観は自由。
私が訪れた時は社務所に誰もおられませんでした。
高山より次へと向かうのは下呂(げろ)方面。
当初は郡上八幡に行こうと思っていたのですが、GWとあって混雑しているだろうと予測し、郡上八幡は次回へと回し、国道41号を南下する下呂方面にハンドルを切った。
高山の南に面し、2005年に大野郡宮村から高山市に編入された高山市一之宮町。
ちょうど国道に「一之宮水無神社」と看板があったので立ち寄ってみました。
一之宮水無神社 (Ichinomiya Minashi Jinjya)
水無と書いて「みなし」と読みます。
飛騨の国における一宮で、史上では867年(平安初期)に神位を授けられたという記事のみで、それ以前は不詳との事です。
こちらの神社では色々と歴史があって、「夜明け前」で主人公であった青山半蔵のモデルは作者「島崎藤村」の実父であるというのは、以前に何かで知っていた。その実父の島崎正樹は、この神社の神職でもあったんだそうですわ。
また、旧3月3日に「生きびな祭」という珍しいお祭りを行い、未婚女性9人が選ばれ身代わりとなって穢れのお祓いを受けるお祭りだそうです。
写真の左は「絵馬殿」で1607年に建てられ、1870年に一度取り壊されるも氏子達によって廃材を保存し、1879年に復元させ移築もあって現在の場所に建てられています。
右の写真は「神門」で、こちらにて参拝をします。
神門の内側は神域で、神門より中を撮ったのが下の写真。
拝殿は回廊式で、この神社の格式が高いと感じさせられまする。
一之宮水無神社から国道を挟んだ反対側には、高山本線の「飛騨一宮駅」がある。
JR高山本線 飛騨一宮駅
駅舎は無人駅で、ホームから列車接近音が聞こえたので出てみると特急列車が通過していく。
時刻表はと確かめると、特急列車を追って普通列車がやって来るみたい。
時刻は10:00、10時代の列車が発車すると次の列車は・・・4時間、5時間後!
本線と名は付けどローカル線なのですね。
また列車接近音が聞こえてきたので撮り鉄気分でパチリ。
列車がホームを立ち去って「臥龍桜」の旗のぼりが目に着く。
跨線橋を渡って反対側へ向かってみると公園があり、その先に大きな桜の樹が目に入る。
臥龍桜 (Garyu Zakura)
桜の樹は樹齢1100年のエドヒガンザクラで、国指定天然記念物に指定され、開花時には多くの花見客が訪れたんだとか・・・
私が訪れた5月4日は完全に花が散ったあと。。。それじゃと飛騨一之宮観光協会のHPにあった臥龍桜を転載。
公園近くにも駐車場がありますが、私は駅舎近くの駐車場に停めて見物しました。開花時期は臨時駐車場が設けられているとのことですよ。
分水嶺となる宮峠を越し、久々野という集落にあった「道の駅 飛騨街道なぎさ」にて小休止。
さすがGWとあって道の駅は大混雑。車を停めるにも一苦労。。。
土産物店内を見ていると、ここにもあるんですね(笑)
「飛騨の恋人」、、、なんとかの恋人で裁判になってしまったのは「面白い恋人」でしたっけ?
「白い」が入らなければ問題ないのでしょうね。
50年以上前から「お口の恋人」という大手製菓メーカーが使っていますが、北海道さんの方はそれを??となるんでしょうかねぇ~
これは今回ネットで初めて知ったのですが「お口の恋人・・・」というキャッチコピーは、ドリフターズの仲本工事さんのお母様が作ったんだそうです(Wikipediaより)。
要らぬ情報ですかね(笑)
下呂に向け国道41号を走っていると、大きな樹がそそり立つ神社があったので立ち寄ってみる。
久津八幡宮 (Kuzu-Hachimngu)
久津八幡宮は377年に応神天皇の分霊を勧請したのが始まりで、1159年源義平(Minamoto-no Yoshihira : 源頼朝・義経の異母兄)によって鎌倉の鶴岡八幡宮の分霊合祀。それから八幡宮と名乗っているのでしょうか。。。
そしてこちらにも立派な樹が!
夫婦杉(Meoto Sugi)と呼ばれ、左側が「雌杉」右側が「雄杉」。
樹齢は1200年で、1928年(昭和3年)国指定天然記念物に指定されたそうです。
また本殿と拝殿は国の重要文化財に指定されています。
こちらは拝殿で1581年に再建され、軒口にある彫りは鯉なのですが、この神社の前を流れる益田川は雨が降る度に洪水が発生していたため、川に鯉の精を止めるため、写真の鯉の彫りの他に「矢」の彫りがあり、その矢で鯉を止める願いをこめて彫られたんだそうです。
そしてこちらは本殿で1412年に再建とあるので室町時代の建物なんだとか。その本殿を裏側に廻って撮ったのですが、案内看板があり説明書を読むと写真右の蟇股(Kaerumata)に対の鶯が彫られています。
もう少し拡大。。。!(逆光で少し白くなってしまっていますが)
昔、この神社で休んでいた時に本殿から鶯の鳴き声が聞こえ、眠ろうとしても鳴き止まなかったため石を投げても鳴き止まず、本殿に近付くとこの写真の鶯が彫られている蟇股だったという逸話が残っています。
それにしても・・・なんかマジックみたいに淵を描いているように思えるのですが気のせいですね。
こちらの久津神社ですが、あっと思って一度通り過ぎてしまったのですが、大きな樹があると何故だか人を引きつけるみたいですね。私もその1人で、行き過ぎてUターンしての参拝でありました。
[情報]
一之宮水無神社
岐阜県高山市一之宮町石原5323
駐車場は10台程度。駐車場・拝観は自由。
久津八幡宮
岐阜県下呂市萩原町上呂2345-1
駐車場は30台程度。駐車場・拝観は自由。
私が訪れた時は社務所に誰もおられませんでした。
郡上八幡に行かれるのだろうと考えていましたが、外れました。
「大抵は外れるだろう」とわけん様が前回仰ったのはこういう事だったのですか。
一之宮水無神社、立派ですね。
詳しい説明を拝読しながら立派な筈だと納得しました。
臥龍桜、樹齢1100年ですか・・・神々しささえ感じます。
私が出かけることはまずないでしょうから、こんな貴重なものを拝見出来た事に
感謝申し上げます。
by 青い鳥 (2013-05-20 17:13)
青い鳥さん
こんばんはデス
郡上八幡とお思いでしたか・・・すんません期待を裏切りました(笑)
大きな樹ってなんか心がやすまると言うか、誰もが気持ちを落ちつけさせられる
雰囲気を持っています。
二つの神社でも1000年級の命を参拝する者に少しずつ分けてくれているのでしょうね。
こちらこそ青い鳥さんが訪れてブログにアップしてくれて、私も行っている気分に
してくれています。私こそ感謝申し上げます。
by わけん (2013-05-20 22:04)
こんばんは。
立派な桜の木ですね。これが満開だったら凄かったでしょうね。
樹齢1100年ですか~~?平安時代ってことですね。(調べてきました^^;)
天然記念物に指定されたのも頷けます。
実物を見たら何だかご利益がありそうですね。
by kuwachan (2013-05-21 00:11)
こんばんは。
飛騨へ旅をしたのは、
友人とまだ勢いだけで出掛けていた頃でした。
今ならば、
もっと質の良い巡り方ができると思います。
日本には良い所がたくさんありますね。
by 鴨媛 (2013-05-21 21:46)
大きな木にはあこがれます。昔、昔の事みな知ってるでしょうね。
by kiko1578 (2013-05-21 21:49)
恋人情報面白いー。
私の親戚のおばは白い恋人のことを白い恋人たちと言っていました。
by のりたま (2013-05-23 17:51)
kuwachanさん
コメントが遅くなり申し訳ありません。
こんばんはデス
高山を含む岐阜県ですと本巣市の「根尾谷淡墨桜」、岐阜市の「中将姫誓願桜」が有名処ですが、わけんとしては同じ高山市にあって御母衣(ミボロ)ダム建設によって沈む湖底から移植された「荘川桜」を観てみたいんです。
by わけん (2013-09-11 19:48)
鴨媛さん
お久しぶりでございます。
コメントが遅くなり申し訳ありませんデス
高山は私もこの時が初めてで、もっと時間を要さないと観て回れない町ですね。
早朝とあって人も少なかったのですが、帰る時間になって人がどっと現れ、
土休日よりも平日に訪れるべきかなと考えちゃいました。
日本は本当に素晴らしい場所がありますね~
by わけん (2013-09-11 19:52)
kiko1578さん
こんばんはデス
コメントが遅くなり申し訳ありません。
私が卒業した小学校に大きな銀杏の木が2本並んで立っていて、距離を
置いて眺めると1本のように見え、子供ながら樹に守られている・・・なんて
思った時代もありましたが、大きな木っていいですよね。
by わけん (2013-09-11 20:07)
のりたまさん
コメントが遅くなり申し訳ありません。
こんばんデス
ほにゃららの恋人、、、観光地へ行くと土産店で必ず1つはありますよね。
「白い恋人たち」ですか?
それって冬季オリンピックの映画だったような。。。
でも、きっと「白い恋人」は映画「白い恋人たち」から名付けたのでしょうね。
by わけん (2013-09-11 20:15)