山陰・山陽の旅 10 松江城 [山陰・山陽]
【2014年4月27日(日)】 11:45 山陰・山陽の旅 10
国宝 松江城
国宝、、、と記しましたが、訪れた2014年はまだ重要文化財だったのですけどね(汗)
全国に天守閣が現存しているのは北から弘前、松本、犬山、丸岡、彦根、姫路、備中高梁、丸亀、松山、高知、宇和島、そして松江の12城。その中で国宝に指定されているのは松本、犬山、彦根、姫路、松江の5城。その他7城は重要文化財(重文)となっている
この松江城は2015年7月8日に念願の国宝指定を受けたのですが、何故いままで国宝じゃなく重文だったのか!
なんかNHKの「ブラタモリ」と似たような内容かもしれませんが、重なっていたら御容赦を。いや、番組を観たので重なると思います(笑)。。。実はあの番組が大好きで、歴史的建造物や街が出来た生い立ち、城下町に鉄道廃線、河岸段丘とタモリさんの興味ある世界に似ている部分がアリアリ
普通の方からすれば私はマニアックの一員なんだと思います
松江城は堀尾氏によって1611年に築城。1634年に京極氏に移り、現在の松江城全体が完成したそうな。1638年からは越前松平氏が入城し明治維新を迎える。天守閣を除く建物は全て取り壊され(払下げ)、天守閣も同様に払下げられる予定であったが、松江周辺の有力者によって買い戻され、現在まで残されたんだそうです
櫓等は復元されたそうです。写真左下は松江神社
当初(昭和10年)、国宝と指定されましたが、戦後の文化財保護法で築城年の記録等が不明である事から国宝から重文に格下げされたのですが、なんと2012年に築城年が記された祈祷札が松江城内にある松江神社で発見され、祈祷札に釘跡があったため、城内をくまなく探すと(NHKブラタモリでは、まずは地階から探したところ、すぐに釘跡と同じ位置に穴があいている柱を発見したと伝えています)、祈祷札が打ち付けられた釘穴を見付け、これが決め手で国宝指定を受けたそうです。松江市としては数十年にも及ぶ国宝指定陳情に努力されたそうですから、国宝指定された時は喜んだんでしょうね
こちらが松江城地階で発見された釘穴跡と祈祷札
そしてこちらは、松江城を訪れ全くそんな事も知らぬまま撮った写真
祈祷札が打ちつけられていた柱に立入柵を設けている理由が理解できましたわ
城内に入ると一番の見どころは柱と梁でやんす。今では用意することも不可能に近い巨木がいっぱい。全てをお伝えしたいのですが、現存天守閣は直接行って、直接観て、直に手で触れることをお勧めいたします
天守閣最上階からは松江市内が一望。遠くには宍道湖が望め、嫁が島も観ることができまする
データ 松江城 松江市殿町1-5 8:30~18:30(夏季) 登閣料:560円 駐車場:有料
駐車場は松江城大手前駐車場を利用しましたが、駐車台数は50台程度と少なく、満車になると他へ回されます。土休日は近隣の官公庁駐車場が解放されるそうです
登閣料では3館共通券(松江城天守閣、小泉八雲旧居、武家屋敷) 920円(通常料金1,160円)、2館共通券(松江城天守閣、松江歴史館) 840円(通常料金1,070円)がお得!
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