ベトナム訪問記 4 結婚式編 [Vietnam]
山陽・山陰の旅レポも終え、またまたベトナムについてお伝えします
今回は「結婚式編」です
足掛け約4年もベトナムの仕事に従事していると従業員の結婚式に招待されたりします
駐在日本人スタッフだと頻繁に招待されるのですが、私のような出張がメインの者だと日程が合わず、ほぼ呼ばれることは少ないのですが、それでも数回出席しました。その中で私が教え込んだベトナム人スタッフからどうしてもとの事で招待された結婚式珍道中を中心にお伝えします
わたくしことWakenの英語能力はかなり低く、滅茶苦茶な文法で会話する程度。それでも何とか通じはするんですよ
今回の結婚式を招待してきた23歳のベトナム人スタッフ(もちろん男性:Duy デュイ君)は英語のみ、日本語は「アリガトウゴザイマース」のみ。このDuyとはその後2人で旅行もしたのですが、そのレポはまた今度
何でもDuyの彼女、、、と言うか婚約者(Haさん)の弟が結婚するらしい
Haさんとは何度か一緒にご飯を食べたけれど、弟君やHaさんの両親なんて全く知らない。土曜日の1日だけと聞いたので承諾したんですが・・・英語力の弱さが当日になって知らされます
当日の朝に集合場所までタクシーで向かいDuyと会話すると
荷物は? 持ってきてない、、、
着替えは? 必要か?
金は? ある
それなら問題ない、、、だって
シャツとスラックス姿で行ったのだが、Duyによると結婚式は明日の日曜日で、今夜はホテルに泊まるらしい
行先はちょっと遠いそうな
(聞いてないぞ)
どこまで行くんだ? するとDuy曰くホーチミンからバスに乗ってLong Khanh (ロン・カン)という町まで行くんだとか。。。
Long Khanh は、ホーチミンより60km程東に向かった町で、Asian Highway (1号線)沿いの小さな町
下の地図だとオレンジ色のNew Highwayが完成してますが、当時は建設中でひたすら1号線を東に向かいます
バスは事前に予約をするシステムらしく、普通の路線バスは乗れても日本人観光客ならば観光会社に頼まないと乗れないかもしれませんね
約3時間近く揺られ、Long Khanhに到着。ここでミニバンに乗り換えて目的地に運んでもらうらしい
ミニバンはエアコンが無く蒸し風呂状態。ベトナムじゃこれが当り前なんです
そして彼女の自宅に到着
彼女宅は飾り付けが、、、ここで結婚式をするのかと聞くと、パーティは別だとの事。 (まったくわからん)
彼女の母親や近所のあじさん?みたいな人と一緒に家庭料理をいただく。 (めちゃめちゃ美味い!)
昼食を済ませ、着替えの服を買いに町へ出て、珈琲を飲もうとカフェへ
実はこの葉っぱで作られた建物は、郊外のCafeにはよく見掛けるのだが、利用したのは初めてで、中に入るとハンモックが2つあり、真中にはテーブル、天井には扇風機が回っている。。。葉の屋根が床で切れているため、風も通り易い。こりゃ昼寝にはもってこいですわ
陽も傾き実家へ戻ると、パーティの準備がされている
あれ?パーティは明日と言っていたので質問してみると、ごく普通のベトナム家庭における結婚式とは
日本で云う結婚式と披露宴は明日の日曜日で、その前に其々の自宅で結婚事前パーティをするらしい
新婦の自宅で新婦の親戚と、新婦に縁がある者が集い結婚式事前披露宴が行われ、結婚式前日に新婦と親族は新郎の家で同じように事前披露宴が行われるんだそうです。 (しかし私の存在は何なんだ?)
Duyは彼女の親族テーブルに着席してしまい、私の周りは英語も通じないお父さまお母さま軍団のテーブル。何を話していいやら、何を話しているやらさっぱり分からない
勧められるがままビールを飲まされ、ベトナムでの乾杯音頭「モッ・ハイ・バ・ヨー(日本語にすると、イチ・ニー・サン・乾杯!)」の連続。飲み干すと「モッチャン、モッチャン」(日本語にすると「もう一杯」)と言われるのが何回も続く。 (どんだけビールを飲むんじゃ?)
何せ突然出席した外国人が珍しいのか、一人にさせてくれず、別のテーブルへ移動しても「飲め、飲め」と云われる始末。左上のオジさまはHaさんの伯父さんで左手は「飲め、飲め」のポーズ。 (恐るべしベトナム人!)
若者は少しだけ英語が話せるので何とか会話が出来るのが助かる。。。
お開きとなった時は酔っ払い。。。Duyも「飲め、飲め」攻撃を受け同じく酔っ払い。酔い潰れた彼氏に彼女のHaさんは説教している。それを観て笑っていたら私も怒られた。。。 (ベトナム人女性はもっと恐ろしいのだ)
ホテルへと移動すると部屋は1室、ベッドも1台、、、1室しか予約できなかったそうだ。Dyuと一緒に寝るとは思わなんだ
翌朝6時に起きてHaさん宅へ!ベトナムの結婚式は早朝から行われるんです
7時に新婦を迎えに行くのですが、車の飾りつけは派手。空き缶が繋げられていないのは幸いなのか?
ベトナムでもビデオ撮影はお盛んで、バイクの後ろに跨って撮影している。 (アクション撮影みたい)
そして新婦が宿泊しているホテルへ出迎え、ロビーで儀式が執り行われるんです
両家の親族が向いあい、結納のような儀式を取り行われるのですが、昨夜より仲が良くなった白髪の伯父さんに手招きされ、私が写真の椅子に着席。。。何をするのかよくわからんが、焼酎のような酒を飲まされ儀式終了。。。 (俺で良いのか?)
新婦を新郎宅に迎え、仏前式が行われます。ホテルから戻るルートは迎えに行くルートとは違う道を通るのは日本の冠婚葬祭にも似ている
結婚式を済ませると新婦には金の指輪やイヤリングを付け、新郎には現金が渡される
そして記念撮影
さぁ、お次は披露宴かと思いきや、お昼寝タイムに突入。。。 (南国の国らしいですね)
そして披露宴会場へ
会場には400人近くが列席。招待客300~400名は普通なんだそうな。 (芸能人の披露宴みたい)
日本とベトナムの結婚披露宴で大きく違うのは、乾杯挨拶みたいなのは全く無く、各テーブルで勝手に「乾杯」を始め、デザートが出ると勝手に帰ってしまうんです。お色直しなんてなく、親族挨拶の後はカラオケ大会に突入。。。これが当り前らしい
開演するとダンサーが踊り、照明とスモークガスで華やかさを演出。日本の披露宴スタイルに似ているが、なんかグタグダ感たっぷりな披露宴。出席した者しかわからないかも
( ↑ こちらの写真はまた別の日の結婚披露宴会場)
この後、またバスに揺られてホーチミンに帰りました
あっ、そうそう。披露宴ではご祝儀を渡すのですが、祝儀袋のようなスタイルはなく、招待状の封筒に現金を入れて入場門近くの箱に入れるのがベトナム風。ベトナム人は500,000VND(2,500円ぐらい)、私のような外国人は1,000,000~2,000,000VND(5,000~10,000円ぐらい)が相場です
Duy君とHaさん
そしてこちらは、とうとうカラオケに参戦したWaken (Duy君とHaさんの結婚披露宴) キーボード生演奏でベトナム語の歌を熱唱です。ベトナム語の歌は2曲、ドラえもんのベトナム語バージョンが18番です。二ヒヒ
こちらは昨年12月にベトナムへ行った際、急遽出席した元スタッフの事前披露宴。自宅前の道路にテントを張って俄か披露宴会場になっていました。この結婚式は12月30日で、ベトナムでは年末年始という概念が全くないんですわ
みんなお幸せに~
結婚式も国が変われば色々で、珍しい体験をされましたね。
車はトヨタ!撮影はまるでテレビの番組みたいで凄い、凄い!
by kuwachan (2016-05-09 20:58)
kuwachanさん
ベトナムの方って引けが早いんです。
日本人のような余韻に浸る事が無く、終わったら即解散ってのが当たり前。
だもんで披露宴はどんどん人がいなくなる(食べたら帰る)んですわ。
トヨタ車を含め日本車は人気があるんですよ~
写真のVIOS(ビオス)は日本でいうカローラですが、ベトナムではクラウン。
カムリ(カリーナ)は超高級車の部類に入るんです。
by わけん (2016-05-09 22:53)