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倭姫命巡幸 【3 宇多秋宮】【4 佐々波多宮】 [倭姫命御巡幸]

【2016年7月23日(土)】  倭姫巡幸 3・4

本来なら分割したい所ではありますが、レポ更新を疎かにしていた為、倭姫命巡幸3・4の合併号となります。
今後、同様な合併号が続きそうな予感。
記事を書き上げるのに数日は費やしそうなので・・・予感です。(笑)

前回の記事で文字色を黒色にしてしまったため、表記されなかったので再び冒頭を記載しました

 お久しぶりでございます
 夏に大きなプロジェクトがあり、約2ヵ月は仕事、仕事、仕事の日々で
 趣味と云うか生き甲斐でもあるお出掛け回数が目減りする苦しい時期を過ごしておりました。
 それでも数少ない休日を利用したお出掛けはしておりましたが、ほぼ倭姫命と伊勢に纏わる地へと行っており
 ました。レポがたんまりと溜まっておりますのでサササっとをお伝えしま~す。
 それでは前回お伝えした倭姫ご巡幸旅の2回目
(3回目になっていますけどね) 

日付を約2ヵ月前の7月23日に戻します。。。プレイバック!

倭姫命は美和御室峰上宮(大神神社)を出立し1番目の遷宮地としたのは直線で約9km東南に位置する宇多秋宮

比定地として宇陀市の阿紀神社や剣主神社周辺とされているが、私は阿紀神社へと向う

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ナビに阿紀神社の住所を入力し、いざ出発!

今回は急な出発だったため、事前に調べる時間は少しだけ。よって、ぶっつけ本番みたいな旅となっています。
地図は持って来てはいるものの、ほぼナビ任せしたため、後から思うと遠回りや名所旧跡を素通り。
ナビに指示される通りに走り、桜井市の総合庁舎前交差点を左折。ちょっとばかり遠回りとなっていますが車窓左側には三輪山が望められパチリ。三輪山は近くから撮影をしたかったのですが、お天道様が東側にあって逆光気味。よってこんな場所から三輪山を撮影。。。(車内からかい!)

桧原神社からのルートはこんな感じ

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走ること20分程で到着

10:00 【宇多秋宮】 [阿紀神社] (あきじんじゃ)

倭国 宇多秋邑 (わこく うたのあきまみや)

御祭神 天照大神
比定地 阿紀神社 奈良県宇陀市大宇陀迫間252

駐車場が見つからず境内に駐車させていただき、停めた後に改めて境内前へと戻り由縁書きがある案内板を読むと、この神社は神武天皇が熊野からヤマト国へ向かう途中に立寄っているそうな。
そうなると紀元前から社として祀られていることになるんですね

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それでは改めて

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鳥居は伊勢神宮と同じ神明鳥居。入口には「式内郷社阿紀神社」と刻まれている

境内を進むと左手に社務所があり、右手には能舞台があり、毎年6月に「あきの蛍能」が催され、能が終わると照明が暗くされ数百匹の蛍が放たれるんだとか・・・さぞかし幻想な気持ちになりそうです

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社務所は雨戸が閉められていましたが、当社の由緒書き等の印刷物が棚に入っていて、その上に貯金箱のような徴収箱があったので、100円を支払っていただくことに。
すると倭姫命が巡幸されたとされる伝承地と比定地、住所が記されたパンフがあり、これがこの先とても役立ちました

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それでは本殿に参拝

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鳥居もそうでしたが、社殿も唯一神明造(ゆいいつしんめいづくり)で棟持ち柱も観ることが出来ます

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屋根の上には鰹木が10本。ご祭神は天照大神とのことで偶数の鰹木と内削ぎの女千木。
偶数は女神、奇数は男神が普通なのですが、伊勢神宮内宮は偶数の10本。外宮は奇数の9本。。。ん?
外宮って男神でしたっけ?

二礼二拍。そして摂社、末社にも一礼をし大宇陀の町へ

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ここは大宇陀松山地区で重要伝統的建造物群保存地区に指定されている古い町

ゆっくり観光とはなりませんでしたが、ちょっとだけ町を散策。
古い町並み大好き人間にとっては格好の御馳走です!

宇陀松山地区は戦国時代に秋山城の城下町として栄え、伊勢本道や熊野街道と云った街道の宿場町としても繁栄。
時の城主は織田信長の子で信雄が治めるも1695年に幕府直轄地となり明治を迎えたそうな。
国道が通るも城下町は残されたお陰で今でも古き町並みを残している

国道や鉄道が通る際に町の中心部を通した町は近代的な発展を遂げるのですが、古き時代の建物や町割りは消えてしまうのが実情。当時、時代に取り残されたと町人は思ったかもしれませんが、発展が止まったからこそ現代では人を呼び、町に灯りが戻ると云う皮肉。未来にどう残すかという難問はいつでも難しいのかもしれませんね

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伊勢辻と呼ばれる交差点(辻)には往時の道標が残されている。
京、大坂、いせ、はい原(榛原)の文字が読み取れる。右、左の他に「すぐ」ともあります

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それにしても暑い!
少し歩くだけで汗が泉のように湧いてくるんです。
車に戻ると車内は蒸し風呂。。。夏の街歩きや社寺巡りには厳しい季節なんですね。
そう云えば、大宇陀松山地区で私と同じような旅人は見掛けなかったような・・・暑いから?

自販機で冷たいお茶を購入し、同じ大和国の佐々波多宮とされる篠畑神社へ

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国道370号線を北上し、榛原(はいばら)から国道165号線で室生方面に向って約4キロ走り、
なんとなく見付けた神社がそうかなと車を止める

10:55 葛神社 (くずじんじゃ)

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あれ?違ったかと由緒書きを読むと倭姫命の名があり、篠畑神社の摂社なんだそうな。それならばお参りしなきゃ!

境内に入ると二の鳥居があり、小さな川を渡り30~40段程の階段を上がると本殿がある。
拝殿とまでは呼べないが、本殿前に屋根を施している所は、地域の社として崇められていると思われます

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10分ほど境内をうろちょろし、再び車を走らせると国道165号線沿いに篠畑神社の名が刻まれた石塔を発見。
ここを左折し少し行くと篠畑神社の鳥居が見えてくる

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11:05 【佐々波多宮】 [篠畑神社] (ささはたじんじゃ)

倭国 佐々波多宮 (わこく ささはたのみや)

御祭神 天照大神
比定地 篠畑神社 奈良県宇陀市榛原山辺三2235

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葛神社から篠畑神社まではそう遠くはありませんが、ナビに住所を入力しても該当する番地は見付けられず、
勘だけが頼りとなるまする

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始まりは倭姫ご巡幸の時と記してあるが、社が造られたのは平安時代初期の頃との事

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神社前のスペースに車を停めて階段を上る。
途中で「くの字」に左へ折れて更に階段を上るのだが、先程通って来た国道が出来たために参道が曲ってしまったみたい

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篠畑神社の境内が見えて来る。
小さな神社かと思いきや、かなり大きな社と見受けする

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立派な拝殿と本殿

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本殿は伊勢神宮と同じ唯一神明造りで、先に紹介した阿紀神社と同じ

本殿の隣には佐佐波多姫の社
倭姫御一行はこの地で童女、宇太乃大称奈(うだのおおねな)と出会い、その後は倭姫と共に五十鈴川の杜に天照大神を鎮座されるまで仕え、末は神官として大物忌(おおものいみ)となられたとされている。
※大物忌とは大神に食事を差し上げる神官を指す。
宇太乃大称奈は佐佐波多姫としてここ篠畑神社に祀られている

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ここ篠畑神社も神職の方はおられず、参拝のみで失礼した。
神社の裏手は車が入れるスロープが設けてあり、境内まで乗入れ出来るみたいですが、道路には切り返しをする余地は無いため、境内へ行くならスイッチバックでしか方法は無いみたい

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倭(大和)国での元伊勢と呼ばれる地を巡り、私なりには伝説と位置づけているのですが、どの地にも杜と川が近くにあって伊勢神宮と同じような条件が満たされているのを目で見て、理由はどうあれ本当に御巡幸がされたのではと思い始めて来た感じがしておるんです

次は伊賀国へと入ります

次も多分、、、合併号です(宣言)!


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コメント 2

yamatonosuke

大宇陀に行かれていたことにビックリ。銘菓きみごろもは召し上がられましたか?あの辺りの温泉もヌルヌルでいい温泉です^_^
by yamatonosuke (2016-10-07 01:29) 

わけん

yamatonosuke さん
大宇陀は古い町並みがあるのを以前から知っており、
一度は行ってみたいと思っていたんです。
銘菓や温泉は逃してしまいました
by わけん (2016-10-11 20:41) 

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