伊勢神宮125社めぐり 6 [伊勢神宮]
シリーズ5段までお伝えして途切れておりましたが、その続きをお伝えいたします
坂手国生神社までの道程は下の地図の通り
JR参宮線と並行する道を走り、この辺かな?と左折し少し坂を上がった左手に神社がありました
参道が始まる場所の前に軽自動車1台がやっと駐車できるスペースのみで、普通車だったらかなり先か手前に停めないと苦しいかもしれませんね
緩やかな上り坂の参道を歩くと社が見えてきます
立ち止まって写真を撮ろうとすると「プーン」と藪蚊の飛ぶ音が聞こえ、無意識に顔の周りをタオルで払って追っ払うのですが、彼等は大群となって襲い掛かって来るんです!
禁殺生・・・落ち着いて参拝も出来ないのが悲しいっす
登山みたいな参拝だった鴨神社で汗をかいたのが藪蚊を呼ぶ原因だと思い、コンビニへ再度立ち寄って虫除けスプレーを2つ購入。そしてバッグに入れて来た服に着替えようと確認したら入れ忘れた事に気づく。
なんて大間抜けなんだろう。。。再度コンビニへ入り近くの洋服店を聞き出す
店員から「ファッションセンターしまむら」の情報をゲット。
すぐにカーナビで設定し車を走らせる
「長更」という交差点で信号待ちをしていたら、交差点の先より自転車に乗ったご老人がフラフラ~と近付き、信号の電柱に手を掛けようとした瞬間によろめいて田圃の中に姿を消した。
「あっ!」と車を飛び出して一目散に交差点を渡ったら、ご老人は泥だらけ状態で田圃の中でもがいている
私と同じく信号待ちをしていた方々と一緒にご老人の手を取って引き上げたが、怪我もされておらず大丈夫との事。助けた者を含め全員が泥まみれ。。。自然と笑いが起き始めるが、ご老人はいたたまれずに全身泥まみれのまま自転車で走り出す。今来た道をヨロヨロした格好で自転車を走らせるのだが、ご老人の服からボタ、ボタと泥が落ち、また皆で笑いが起きる。
ちょっとしたハプニングでしたが、助けた者同士で顔を見合わせ笑顔で会釈をしその場を立ち去るのでした
「しまむら」のトイレを借りて手を洗い、着替えを購入し再スタートです
033 内宮 末社 鴨下神社 (かもしもじんじゃ)
ご祭神 石己呂和居命 (いしころわけのみこと)、鴨比古命 (かもひこのみこと)、
鴨比賣命 (かもひめのみこと)
所在地 三重県玉城町勝田
駐車場 なし。道路上で交差可能なスペースに駐車
周囲はブドウ畑に囲まれた一角にあり、登山参拝の鴨神社に対し、山裾にあるこちらを「鴨下」と呼ばれている。地元では水利灌漑の守護神とされている
この後は奈良波良神社となるのですが、探せど探せど見つからず、何処だ?とカーナビで周囲を探す。
すると車を停めた右奥へ入る小さな道があり、その道を降りていくと目的の神社が現れる。
資材置き場っぽい仮囲いがされた場所を下るような細い道。。。訪れた方々も迷ったのでは?
倭姫命巡幸 14-1
034 内宮摂社 奈良波良神社 (ならはらじんじゃ)
ご祭神 奈良原比女命 (ならはらひめのみこと)
所在地 三重県玉城町宮古
駐車場 なし。ほぼ車が往来しないので駐車は問題なし
楢の木の原野であったこの辺りの産土神で、倭姫命が定めた社と伝えられている
小社神社へ向けて車を走らせ5分程で、あれだなと直ぐに気づく
倭姫命巡幸 14-2
035 内宮末社 小社神社 (おごそじんじゃ)
ご祭神 高水上命 (たかみなかみのみこと)
所在地 三重県玉城町小社曽根
駐車場 なし。社へと向かう道で駐車させていただきました
ご祭神は坂手国生神社と同じ高水上命。
こちらも倭姫命が定められた社と伝わっている
外から見て田圃の一角にある社。
以前も書きましたがこのような社を構える神社って伊勢にしか無いかもしれない。
暑い日差しから一歩杜に入ると幾分の涼しさを得られる
JR参宮線の踏切を渡り、外城田川を渡った先に狭田国生神社が見える。
周囲は民家があって町中の神社ってな感じがします
倭姫命巡幸 14-3
036 内宮摂社 狭田国生神社 (さたくなりじんじゃ)
ご祭神 速川比古命 (はやかわひこのみこと)、速川比女命 (はやかわひめのみこと)、
山末御魂 (やますえのみたま)
所在地 三重県玉城町佐田
駐車場 なし。市街地にあり駐車可能なスペースに停めました
ご祭神は外城田川の神である速川比古命と速川比女命、そして土地の守り神である山末御魂。
倭姫命世記では倭姫命が外城田川を上られた際、速川比古命が現れ神田を献上したことから「速河狭田社」と名付けられたのが起源だそうです
倭姫命は伊蘓宮(いそのみや:「倭姫命巡幸 10」参照) より舟に乗り、外城田川・宮川を上り瀧原へと向かう際、ここ田丸と外城田付近も立ち寄られたとされている。
行く先々で命達が現れ、道案内や神田(しんでん)を献上するのは、やはり武力によってこの地を治めていたのかもしれませんね
田丸には城跡があり、伊勢を所領していた北畠氏の居城。
その後、田丸氏と変え織田氏によって滅ぼされ織田、蒲生、紀州徳川、久野と城主を変え、明治維新まで至る。現在は外堀や石垣が残されていて城内は玉城中学校となっている
田丸エリア5社を巡り終え、次は斎宮エリアと向かいます
自転車のご老人、怪我をされてなくてよかったです。
泥だらけにはなられたものの田圃だったのが幸いだったのでしょうね。
やぶ蚊の大群には困りますね。
私は蚊に好かれるタイプなので「禁殺生」と書いてあっても
思わず手でたたいてしまいそうです(^^ゞ長袖が必需品ですね。
といっても最近の蚊は衣服の上からでも刺すんですよ。
by kuwachan (2017-02-25 00:06)
田んぼの中の杜にある社は神秘的です^_^
by yamatonosuke (2017-02-25 01:39)
kuwachanさん
田圃だったので大事にはなりませんでしたが、
泥だらけは助け合った者達で自然と笑みがこぼれました。
そうなんですよ!
蚊の軍団は集団で襲撃してきて服の上でもお構いなしなのが困ります。
最近は強力な吸血針でも装着しているんじゃないかなぁ~
by わけん (2017-02-27 16:38)
yamatonosukeさん
田圃の中にポツンと神社がある風景。
伊勢では当たり前の風景みたいです
by わけん (2017-02-27 16:39)