伊勢神宮125社めぐり 11 [伊勢神宮]
9月30日(金) 13:35
092 内宮所管社 御塩殿神社 (みしおでんじんじゃ)
ご祭神 御塩殿鎮守神 (みしおどののまもりがみ)
所在地 伊勢市二見町荘
駐車場 なし。道路上のスペースに停めました
御塩殿神社周辺には塩を作る神宮御料や、野菜や果物が栽培されている神宮御園があるそうです。
塩を作る塩田等を鎮守しているのが御塩殿神社なんだそうです
神社本殿よりも建物としては大きい御塩殿
この御塩殿の裏手には御塩焼所や御塩汲入所もあり、今でも塩を作っているそうです。
塩を作るため神社は海に近いのですが雲行きが怪しく写真だけ撮って退散です
9月30日(金) 13:50
093 内宮摂社 堅田神社 (かただじんじゃ)
ご祭神 佐見都日女命 (さみつひめのみこと)
所在地 伊勢市二見町茶屋
駐車場 神社の参道に縦列で停められるスペースあり
御塩殿神社から二見浦方面へ進み伊勢市二見総合支所前を通り国道42号を渡ると住宅と住宅の間に神社らしき参道が見えたらそこが堅田神社
入口(参道)はこんな感じです
二見に来られた倭姫命に来られた時、佐見都日女命より堅塩を奉られ、その塩を愛でたことからこの地を堅田の社と定めたと伝わっている
堅田神社を参拝した所で空からは無上の雨が落ちてくる。こから先は傘の出番となりました
次は江神社なのですが、二見浦に行ってみようと今来た道へ戻り二見浦の無料駐車場に駐車・・・いやはや満車で停められず。諦めて二見興玉神社前をUターン。
すると賓日館なる建物が目に入り、ちょっと寄ってみるかと専用駐車場に停めて見学です
9月30日(金) 14:00
重要文化財 賓日館 (ひんじつかん) 伊勢市二見町茶屋566-2
開館時間:09:00~17:00、休館日:火曜日、入館料:300円、駐車場:無料
説明書には当時伊勢神宮に参拝される賓客の宿泊所として神苑会によって明治20年に建てられ、幼少時の大正天皇が来館された際は二見浦の海岸で水泳訓練をされたそうです。大正天皇以外の皇族も避暑や療養として滞在されたそうですが、明治44年に二見館(ホテル)に払い下げられ、平成11年まで貴人が来館されたのですが、二見館が閉館となったため平成15年に二見町に寄贈され現在は往時の姿を見学できる博物館となったそうです
建物は2階建てで120畳の大広間もあります
五十鈴川が朝熊付近で二方向に分かれ、二見は洲のような地形から「二水」とも呼ばれますが、あまりにも美しい景観だったので倭姫命は二度振り返えられた事から「二見」と名付けられたとも伝わっている。
館内には和紙で作られた倭姫命が草薙の剣を抱えられた作品が展示されていました。
これは阿部夫美子氏による作品で倭建命(日本武尊)が東征する際に伊勢へ訪れ、叔母である倭姫命が倭建命に草薙剣を授けるシーンを再現していると思われます
和紙で出来ているなんて思えないぐらい素晴らしい作品でした
再び車を走らせ江神社へと向かう
正覚寺前を通り過ぎた所で右へ折れ「二見町江」地区へと入る。
栄野神社手前を右に入り狭い路地に入るのですが、次の目的地である江神社の場所が全く分からず、たまたま通りかかった初老の方に声を掛けると詳しく教えて貰えた。ついでに駐車場も尋ねると車では入れないと言われ、ここに停めろと指示を受ける。
「ここに停めていいんですか?」と再度聞き「誰も来ないから構わん」と返された
車は上の写真で手前の場所に駐車しトコトコと歩く。
遠くで踏切の音が聞こえると思ったらディーゼル音を響かせながら列車が通過していった。
農道のような道を左カーブして行くと前方に神社らしき杜が見えてくる
9月30日(金) 14:30
094 内宮摂社 江神社 (えじんじゃ)
ご祭神 長口女命 (ながくちめのみこと)、大歳御祖命 (おおとしのみおやのみこと)
宇加乃御玉命 (うかのみたまのみこと)
所在地 伊勢市二見町江
駐車場 近くにはありません。近隣の方に了承をいただいて草地に停めさせていただきました
私は神気とか全く感じない方なのですが、この江神社の境内に入り、伊勢で初めて身体がゾクゾクとする感じがしたんです。
「これって何?」
言葉に現すのは難しいのですが、近くに誰かがいるような感じがしたんですわ。
倭姫命かも・・・なんて考えちゃいましたが、怖さも感じてしまい参拝を済ませ境内を出た所でその感じは解けたので心は「あぁ、よかった」と神社へ振り返り頭を深々と頭を下げて江神社をあとにした
神宮125社の中で鴨神社と並ぶ登山参拝となる神前神社に向かいます。二見町江地区より五十鈴川を渡る日の出橋を渡り住宅街から少し入ったにペット火葬場なる看板が目に入る。
そのまま進むとペット火葬場の敷地となり、神社はこの先のようですが、車を停められる場所が全く無く、火葬場を訪ねても誰もおらず、致し方なく車を後退させ駐車できるスペースに駐車させこの先は徒歩で参拝です
青いラインは車で移動し、赤いラインは徒歩
写真がちょっと斜めになっていますが、この先がペット火葬場で、神社の参道が敷地内を通っています
「失礼しま~す」と挨拶して先へ進む
参道は降った雨が小川のように流れている。。。マジっすか?
道が違うのかな?と思っていたら神宮司庁の定書き看板があり、間違えてはいないらしい
そしてここから階段が続くんです
250段近く階段が続き、かなり息が切れちゃいます
まだあるのかな・・・なんて思いながら不揃いで歩くにくい階段をまだかまだかと昇ると参道は直角に右へ曲がり、神社らしき建物が見えてくる
更に10数段上がった先に神前神社がありました
9月30日(金) 14:55
095 内宮摂社 神前神社 (こうざきじんじゃ)
ご祭神 荒前比賣命 (あらさきひめのみこと)
096 同座 許母利神社 (こもりじんじゃ)
ご祭神 粟嶋神御魂 (あわしまのかみのみたま)
097 同座 荒前神社 (あらさきじんじゃ)
ご祭神 荒前比賣命 (あらさきひめのみこと)
所在地 伊勢市二見町松下
駐車場 なし
1つの社に3神が祀られている神前神社。
小井戸口山の頂に神前神社がありますが、そもそもは海岸近くに社はありましたが浸水等で社地を失ったため、この山の頂へ移されたそうです。
倭姫命が江神社を定めた後、海岸近くで荒前比賣命が迎えられた事からこの地に神前神社を定めたそうです
登山参拝は登りが約15分。下りは約10分ちょっとなのですが、階段がずっと続くと上りよりも下りの方が足腰に負担が掛かるので参拝される際は自身に合ったペースで行きましょう!
雨による湿度で蒸し暑く車に戻って衣服を着替えて二見めぐり最後の社へ
登山参拝の次は最も参拝が難しい神社へ
私有地を通らないと参拝できない神社。それは粟皇子神社。
なんとホテルの敷地を通らないと入れないと行けないんだとか。雨が降る中、ホテルのエントランス前に車を停めて係りの方に参拝したい旨を伝えると、雨なのでこのままゲートを抜けてもらって構わないとの事。
ホテル敷地なのかわかりませんがBBQレストラン?みたいな建物があるエリアへ抜け、スマホ地図で確認して粟皇子神社へと向かう
あとから調べてみるとこのアプローチルートは神前神社より徒歩で来るルートになるらしく、車で来られた方はホテル横の遊歩道を下れば粟皇子神社へと行けるそうです
崖のような海岸線の淵を越すと砂浜の海岸が続いている。
誰もおらず夏はホテルのプライベートビーチのような感じがします
砂浜を少し歩くと右手に案内看板があり見落とさなければ粟皇子神社に辿り着けます
9月30日(金) 15:20
098 内宮摂社 粟皇子神社 (あわみこじんじゃ)
ご祭神 須佐乃乎命御玉道主命 (すさのおのみことのみたまのみちぬしのみこと)
所在地 伊勢市二見町松下
駐車場 ホテル駐車場利用(許可を得ましょう)
倭姫命が伊勢志摩を巡られた後に立ち寄られ、天照大御神と須佐乃乎命による誓約にて生まれた女神とされる淡海子神を海岸鎮守の神として祀られたのが由縁。普通の神社ならば海に対して正面を向いているのが当たり前ですが、伊勢では海を背にしているのが面白い
参拝を終え今来た道を戻り、ホテルのエントランス前まで戻り、再度係りの方にお礼を申し上げてホテルを離れる。それにしても私有地であるホテル敷地内を通り抜けるのは驚き。
また、ホテルの係りの方の配慮も有難かった
宣伝とまではなりませんがこちらを載せておきます。
ホテルのキャッチフレーズで「海の蝶から1秒で神宮!?」は面白いです
参拝が最も難しい神社ですが、
その昔はホテルの敷地も神社の境内の一部だったのではないでしょうか?
地図を見ると池の浦シーサイドパーク海水浴場から行けそうな感じもするのですが
行けないのですね。海から泳いでいくならオッケーですか?(笑)
by kuwachan (2017-03-23 13:04)
kuwachanさん
私はそのシーサイドパーク側へ車で入らせていただきました。
ホテル駐車場より道路が繋がっていますが、その道路にはゲートがあって普段は入れないか、それとも海水浴は有料なのかもしれませんね。
海から泳いでいく・・・それはアリだと思います(笑)
by わけん (2017-03-23 22:25)
220段の階段はお疲れ様ですね。
二見の由来初めて知り勉強になりました^_^
by yamatonosuke (2017-03-24 01:32)
yamatonosukeさん
雨の日の階段は下る時が一番怖かったです。
二見の由来、私もこの125社巡りをしていて知りました。
by わけん (2017-03-27 16:12)