【福井】 吉祥山 永平寺 [北陸]
【6月9日 土曜日】 午前11時50分
一乗谷より車で20分ちょっとで永平寺へ
門前町へ入ると土産物店の駐車場へ手招きする方が一斉に手を振るのですが、あまりにも何か不自然なのでそのまま車を進めると左手に永平寺が見えてくる
お寺には駐車場が無いらしく、土産物店を利用するしか・・・と思っていたら20台近くが止められるコインパーキングを発見し、たまたまなのか残り1台ってところで駐車出来ちゃいましたわ。土産物店では400円、コインパーキングは500円と少し高いのですが、何か買わなきゃ出れそうもない土産物店と100円の差なら文句なしでしょうね
さすが福井を代表する寺院、雨だというのに私と同じ観光客がいっぱい。何年も前から一度は来たかった永平寺にやってまいりました~
『杓底一残水』『汲流千億人』と書かれた門柱がある総門から先が永平寺の境内
門柱を訳すと「柄杓の底に残った水も大切にすれば、やがて川となって流れ千億人を潤す」ってところでしょうかねぇ?
永平寺は曹洞宗の大本山で1244年に道元が開創した坐禅修行の道場で、百数十人もの僧がここで修業をしているそうです
写真の通用門に拝観時間の案内が出ていて、午前4時00分からと書いてある。。。そんな時間から拝観できるとは・・・さすが修行道場ですね
自動販売機の拝観券500円のチケットを購入して吉祥閣へ
右奥の数十畳ある大きな間で僧(ここでは修行僧を雲水と呼ぶ)が、ある程度の参拝者が集まったところで寺院の説明が始まる。拝観できる建物、左側通行、修行僧の撮影禁止等々の注意事項を説明し、境内の建物を拝観していく
以前、神奈川県横浜市の鶴見駅近くにある総持寺(永平寺と同じ曹洞宗の寺院)を訪れた際も同じように、修行僧から注意説明をされてから拝観をしたので、こちらも同じかな?なんて思っていたら、修行僧は最初の説明だけでその後は自由拝観らしい。。。しかし団体客だけは別で修行僧が説明して歩く見たい。個人の拝観客があまりにも多いから致し方ないのでしょうね
最初に観るのは傘松閣(さんしょうかく)の大広間、天井には230枚もの花や鳥の絵が描かれている。ストロボ撮影禁止の場所なので、天井絵の撮影はちょっと厳しいっす
そして階段の廊下
以前、多分NHKだと思うけど永平寺の修行僧を特集した番組を観たことがあり、午前3時過ぎに鈴を持った修行僧が廊下や階段を走る姿を思い出す。そして朝の作務という修行で、僧が床を雑巾掛けをしていたのも思い出す。
階段を上がって僧堂、仏道、法堂がある
法堂まで上がった左手には「承陽殿(じょうようでん)」と呼ばれる道元の御霊屋がある
大庫院(だいくいん)と呼ばれる僧が食事を作ったり食べたりする場所の廊下には、大きな「すりこぎ」柱に吊ってあるのですが、実際には使っていないようで・・・こんな大きいと使えないか(笑)
こちらは越前松平家の廟所だそうです
下まで降りて行くと山門になるのですが、雨除けのビニール製シートが張られ、外が観ることができない
それでも僅かな隙間から・・・
あの有名な鐘楼が・・・
大晦日の「ゆく年くる年」で、生中継される除夜の鐘を時々拝見するのは、ここなのですね
祠堂殿(しどうでん)では、これまた大きな数珠が
堂内では法要の準備とあって、これ以上こちらに居ることができず、数珠の写真だけ撮って一旦外へ
こちらが何とか窓をこじ開けて撮れた祠堂殿の外観です
約40分位で建物内を巡り拝観終了
建物から外に出て入れる所まで歩み写真をパチパチ
こちらは報恩塔
山門へはどうやって行くのかな・・・と思いつつも雨が一段と強く降り出したため、寂光院は諦め~
最後は勅使門、実はこの先が山門になるそうですわ
車を止めて1時間程度の拝観でしたが、禅の寺ならではの修行僧と行き交う寺院もたまにはいいものですね