【秋田】 角館 その壱 [東北]
【2012年7月14日】
岩手県の平泉や奥州市を訪れ、次に向かうは秋田県の角館
再度、東北道を北へ向け途中、北上ジャンクションから秋田自動車道へと進路を西に向ける
時刻は午後1時45分、岩手県奥州市から秋田県仙北市の角館までは距離にして約120km、順調に行けば1時間半で角館に着けるかもしれませぬ
しかし、殆ど片側1車線なのと最高速度が70kmと制限がされていて、思っていたよりも時間を要し、角館に近い大曲インターに着いたのは午後3時、ここからは一般道で北へと向かう
大曲インターからは一般道で約30km、何とか午後3時30分過ぎには角館町(現在は合併等により仙北市となっています)に到着
そもそも角館は一度来たかった町。朝間義隆監督(脚本家でもあります)の映画「思えば遠く来たもんだ」(昭和55年作)で、主演の武田鉄也が扮する青田先生が角館に赴任し、柔道を通して生徒と向き合い、青春・恋愛・別れとファミリー向けな映画なんですが、角館の町並みが見事にスクリーンに映し出され、見終えてから「観て良かったな」と思わせてくれる作品
朝間義隆監督は、山田洋次監督の映画「男はつらいよ」で脚本を手掛け、邦画界では煮え切らない恋愛映画の脚本を書かせたら右に出る人はいない脚本家兼映画監督・・・あくまでも私見ですけどね
そんな記憶から離れない角館、行きたいと思い立った1980年代から数えて30年、やっと念願の角館へ来れました
今回は角館の第一段「角館 その壱」として、町並みを中心に書いてみますね
午後3時40分に桧木川沿いにある桜並木駐車場(1日500円)に車を停めて角館の町並みを散策です
角館は「武家屋敷と桜並木が美しい、まさに『みちのくの小京都』と呼ぶにふさわしい風情を漂わせた観光名所」と角館町観光協会のHPに書かれていますが、まさにその通りな場所でありまする
角館は江戸時代に入り、水害や火災に見舞われたことによって、現在のこの場所へ新たに城下町を築いたそうです。その当時の町割りが400年近く経ってもそのままに残され、観光名所となっている部分は武家屋敷なんですわ。この広い通りは火災を嫌って道幅を大きくした名残なのだそうです
武家屋敷については「角館 その弐」以降で書きまする
今年の桜は開花が遅く、かつ開花期はたったの3日とあって、多くの観光客から見損ねたと呟いておいでだったとか・・・(土産店での情報)
上の写真はいずれも角館町観光協会からの転載
因みにですが山田洋次監督の「男はつらいよ 知床旅情」ではオープニングで角館の満開な桜が映し出されておりまする。。。
そんな桜のシーズンはとっくに終わり、新緑の季節も過ぎた7月中旬、木々の緑が段々と濃くなって来ている角館は誰もが「来て良かった」と口にするのでは?
何度か記事でも紹介している「重要伝統的建造物群保存地区」にも指定され、観光協会のHPでも書いてある「みちのくの小京都」はナイスな印象
・・・と、ここまでは午後3時40分過ぎから2時間近く散策し、一旦角館を離れるのですが夕闇に迫る角館もいいのでは?と日暮れ前の午後6時30分過ぎに再度訪れてみました
数時間前まで私を含めた観光客は誰もいなくなり、土産物店や武家屋敷の戸はどこも閉められている
陽が落ちるまで待つつもりだったのですが、街灯が無いことに気付き、夜になったら真っ暗な町並みになりそうだったので、午後7時前で角館を後にして宿泊先へ
今回のお出掛けは東北を広く回る旅となったため、角館の時間は少なく限られた時間となってしまいましたが、是非とも再訪してみたい町の1つとなりましたわ。次回は遠野と角館で1泊2日的なお出掛けでもいいかな
このペースで東北のお出掛けを書き続けていたら、終わりはだいぶ先になりそうな予感がして参りました。途中、別なお出掛けが入るかもしれませんが、お盆までにはすべてを書き終えたいと思っておりますので、いつも来訪していただける皆様におかれましては何卒お付き合い下さいませ