【山形】 酒田 本間美術館 [東北]
【2012年7月15日】
東北のお出掛けもそろそろ終盤、訪問地も残り僅かとなりました
今回、岩手の遠野をパスした理由は最上川河口周辺の酒田と鶴岡に訪れたかった・・・てのが理由です
東北3県目の山形県、以前に通過しただけってのは何度もあり、改めて訪れるのは初めてですわ
酒田は昭和51年の大火によって商店街を含め多くの家屋が焼失してしまった歴史がある町
また、酒田は北前船の寄港地として発展し、日本一の豪商ともいわれた本間家の旧家や別荘等が現在でも残されていて、その別荘を美術館として保存している「本間美術館」へ行ってみる
本間家は神奈川県(旧相模国)の愛甲郡(今の厚木市や伊勢原市周辺)の出だったなんて神奈川県民として初めて知り、本間さんのルーツでもあるんだって!知らなんだ知らなんだ
相模国愛甲郡本間村(どこが本間村なのか調べてもわかりませんでした)、厚木市内に本間氏館と伝わる場所が3か所あると諸先輩のHPで記されていましたが、どこが本間氏館なのかもわからないとのこと。。。平安末期から鎌倉時代、室町時代の古き昔なので致し方ありませんね
その愛甲郡より1550年頃に酒田へ移住した初代本間家(本家か分家かもわからず)久四朗原光が、蝋燭や薬、器等の商人となり、3代本間四朗三郎光丘(みつおか)の代になり、庄内藩御用商人となり4代目で豪商の地位に達したんだとか
戦前までの本間家の敷地は3千町歩もあったそうな
因みに1千町歩が約1000ヘクタールとして3000ヘクタール、メートルにすると1ヘクタールが10,000㎡(平米)なので30,000,000㎡(平米)。。。てことは30k㎡(平米)、基準として東京ドームで数えると約640個分の広さになり、市町村で比較すると埼玉県の三郷市、福岡県の太宰府市、東京都の府中市、神戸市須磨区と同規模?
計算を間違えているかなぁ。。。てな位に広い土地をお持ちであった本間家
もう説明するだけで疲れますわ(笑)
さぁ、本題に入りましょう
本間美術館を訪れた理由は美しい庭園があると情報誌の片隅に紹介されていて、平地だった場所に土を積み上げ自然風な山や谷、池を作って本間家の別荘にしたのが始まりなんだとか
新館と本館という建物があり、新館は美術品(伊勢物語が展示されていたらしいのですが、見たのか忘れてしまいました)、本館は建物美と庭園の美術館となっています
展示品は撮影NGでしたので何もありませんが、本館と庭園はOKなので存分と、、、曇り空ですが、撮らせていただきましたよ~
こちらは本館の入口となる玄関
家具や展示品を撮らなければOKとスタッフさんに言われ、ちょっとだけ室内を撮影
こちらは喫茶室にもなっている本館の1階部分、椅子の足からして歴史があるのでしょうか?(わからんのかい!)
窓ガラスは昔のままの手漉きガラスで、斜めから望むと歪んだ感じがするアレです
赤い屋根が新館で、晴れていれば真正面(新館が邪魔ですが)に鳥海山が望めるそうですわ
曇り空では何にも見えませぬ
スタッフさんから色々と説明され、本館は大正天皇や昭和天皇(当時は東宮)が休息、宿泊された場所なんだとか
そう聞いてしまうと何か優越感に浸かってしまうのは私だけでしょうかねぇ?
庭へ降りて行くと・・・
ここが元々は平地だったとは思えないくらいですわ
こちらが先程の室内から庭を眺めた本館です
元々は平屋建てだったのを明治時代末期に大正天皇が訪れる予定が組まれ、急遽2階建てに改築したそうです
しかし大正天皇は来られず、当時の東宮(昭和天皇)がお若き頃に本館にお泊りになられたそうです
うーん。。。言われてみれば2階の部分がなんとなく違和感を感じますね
誰ですか?燈篭の中に金柑を入れられた人は?
豪商時代の雰囲気を漂わせる本間美術館
晴れていたならば、さぞ木々も映えて美しかったのでしょうね
45分程滞在して本間美術館を後にいたしました
【本間美術館】
酒田駅より徒歩5分、入館料は大人900円、駐車場は無料
開館時間は夏季9:00~17:00で月1回程度の休館、冬季16:30閉館となり週2日は休館とのこと。夏冬どちらも30分前で入館終了とのこと
1時間あればゆっくり堪能できるのでは。。。
わけん的には来て良かったレベルでございまする