【山形】 出羽三山神社 その壱 [東北]
【2012年7月15日】
今回のお出掛けで最後の訪問地となる羽黒山、鶴岡市街から車で30分程の距離、羽黒山には出羽三山と呼ばれる羽黒山、月山、湯殿山の三神が祀られた「出羽三山神社」があり、東北では唯一となる国宝五重塔もある
この国宝「五重塔」へ行ってみたいということで、本来の行程(遠野)を崩してまで目的地変更をしてしまったんですわ
こちらは羽黒山へ向かう道にある大きな鳥居
本来は表参道から2000段近くある階段を昇って出羽三山神社の社殿へと目指すのですが、そんな体力なんて備わっていない私なもんですから、有料道路を利用して先に本殿から参拝ででござーます
羽黒山有料道路 往復400円を先払い
観光バスなども通れる道路を1.5kmほど上って行くと大きな駐車場が現れた
駐車場料金を取られるのかな?と思っていたらゲートも無いし、停められる場所に車を停めて社殿へ
因みにこの駐車場周辺には土産店やレストハウスが並び、鶴岡や出羽三山神社の表参道となる隋神門へと向かう路線バスのバス停もありやす
駐車場から徒歩5分で社殿周辺に到着
鐘楼と参集殿、鐘楼は1618年に最上家からの寄進で再建され、鐘は建治元年(1275年)の名があるらしく、説明書きには奈良東大寺や高野山金剛峰寺に次ぐ古さなんだとか、、、
そしてこちらが社殿でありやす
社殿は高さ28m、桁行24mという大きなスケール、屋根は萱葺きで1818年に作られたそうです
そもそも、ここ出羽三山神社は当初寺院として創建され、真言宗の寺院とし江戸時代に天台宗と改宗し、明治の神仏分離によって出羽神社となるが、月山神社と湯殿山神社を含めた法人化によって出羽三山を祀る「出羽三山神社」となったそうです
因みに出羽と書いて「いでは」と読んだそうで、社殿と思っていたこの建物の正式名は「三神合祭殿」と呼ばれまする
月山神社が真中にあるのは、昔の神社の格によるもの
月山神社は「官幣大社」、出羽神社と湯殿山神社は「国幣小社」であったからだとか
参拝で柏手を打とうと思ったが、社殿では舞が行われていて音を小さめで参拝
女性、男性の順で舞が行われ、暫し見させていただきましたが、手前に100名以上も白い信仰着を着られた方が・・・
なんでも7月15日は例祭の「花祭り」が執り行われていたらしく、時刻は午後4時45分とあってお祭りは終わり、その後の奉納による舞だったみたいですね
社殿の前には
黄色いオゼコウホネの花が咲くこの池は「鏡池」といい、平安期から鎌倉期まで盛んだった池中納鏡という信仰で、池の中に青銅鏡を納める行事があり、現在までに500面もの鏡が出たが、まだ池の中には鏡が眠っているのだとか
今回は芭蕉が辿ったルート(かなり逆行していますけど)も重なり、どこでも芭蕉句碑がありましたわ
こちらには
涼しさや ほの三日月の 羽黒山
語られぬ 湯殿にぬらす 袂かな
雲の峯 いくつくつれて 月の山
3句が刻まれていて、3つの句で出羽三山を意味しているのでしょうか
こちらは表参道で、ここより2446段にも及ぶ階段が続いているのですが、駐車場に車を停めてありますしパス(理由づけ)でありやす、、、誰?ズルなんて言っている人。。。図星じゃないですか(笑)
一旦、駐車場と戻り、本来の参拝する順としては逆になりますが、これから隋神門へと参ります
全18回にも及ぶ「東北お出掛け」の紀行は最終回、国宝五重塔へと参りまする
こちらは御朱印。2ページを使って書くんですね