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【岐阜 下呂】 禅昌寺 [岐阜]

【2013年5月4日】

かなり間があいておりましたが、前回からの岐阜県飛騨地方の旅を続けさせていただきます。

高山から下呂へ国道41号を南下して気付いたのですが、似たような地名が幾つもあるんですわ。
それは「上呂、中呂、下呂」と言う地名。
下呂は下呂温泉として全国に名が通っていますが、「下」だけではなく「上中下」がセットあるって知っていました?
飛騨川(益田川)の上流から「上呂(Jouro)」「中呂(Cyuro)」「下呂(Gero)」となっているんですわ。
下呂は本来「下留(Shimotutomari)」と呼ばれていたのですが、飛騨は米の収穫量が少なかったことから「下々の国(Gege no kuni」と呼ばれ、そこから下留を「Geru」と音読みに変化させ、後に「Gero」に落着いたと言われています。
でも漢字で書くと「下留」に変わりはなく、それが何故「下呂」となったのかと言うと、先程も書きましたが下呂は温泉で名が知られていますよね。
温泉は「風呂」ですが、なんとその温泉の風呂の「呂」が「留」のあて字に変わり、下留が下呂となってしまったそうです。下呂だけではおさまらず、結局「上中下」はそのままで、全ての「留」が「呂」の字に変わったんだそうですわ。
何年ごろに名が変わったかというと、これは定かではありませんが江戸時代初期は「下留」だったそうで、江戸時代後期には「下呂」に変わり、明治に入って市町村名が付いた時には「下呂村」となり、1930年(昭和5年)になって国鉄高山本線が下呂まで延伸開業し、温泉地として脚光を浴びて「下呂」という地名が全国へ広がったんだそうです。

そうなると若い時に「宜しく」を「4649」と書いたり、「四露死苦」なんて書き替えて遊んだりしたけれど、これってとんでもない遊びで、普段使い慣れちゃうと「宜しく」は「四露死苦」に漢字が変わってしまうってことなんですよね?
勝手に作った造語が独り歩きして地名をも変えてしまう。。。最近では漢字から平仮名に変えてしまう自治体があるけれど、本当にそれでいいの?なんて考えしまう私は、、、、考え過ぎなのかな。


今回はかなり前置きが長くなってしまいましたが、5月4日の超お出掛けレポートは今回が最終回。
行先不明のまま下呂市に入り、地図でも大きく記載されていた「禅昌寺」に立ち寄ってみました。

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タグ:名刹 下呂市
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