伊勢神宮125社めぐり 5 [伊勢神宮]
明日、明後日と振替休にし4連休。
土曜は予定が入っているので狙いは金曜日。
いつもの超日帰り旅(←私が勝手に名付けていおりますが、夜に出て夜に帰る24時間での日帰り旅)となりそう。
行き先を何処にするかで今夜は寝る暇が無いかもしれない。西へ行くか、東へ行くか。
こんな考えをしている時が私にとって至福な時間かもしれませんね
一旦、お休みした伊勢神宮125社めぐりレポを再開です
【2016年9月25日(日)】 伊勢神宮125社めぐり 5
【外城田めぐり ② 026~031】
【倭姫命巡幸 13】
外城田川に面した穀倉地帯周辺にある3箇所の神社をめぐります
さっきまで青空だったのに少し雲が出て来たよだ。
伊勢では1週間近く太陽を隠す天気だったらしく、今日は久しぶりの晴れ模様
田圃は休耕田が多く稲穂があるのは少なかった。
伊勢神宮125社には田圃の真中に杜がある風景を多く見る。
日本各地の神社と比べると伊勢はちょっと違うような気がします
それでは外城田めぐり②をお伝えしま~す
車で10分程で朽良神社に着きます
11:25
026 内宮 摂社 朽良神社(くちらじんじゃ)
ご祭神 千依比賣命(ちよりひめのみこと)、千依比古命(ちよりひこのみこと)
所在地 三重県玉城町原
駐車場 駐車するスペースは限られていて農道に近い道を跨ぐように駐車させました
参道に入ってすぐの場所に大きな切り株が。
まだ元気な時はとても大きな御神木だったのでしょう
本殿は式年遷宮後とあってとても美しい。
ついつい鳥居に顔を近付けてクンクンと香りを嗅いでしまうのは私だけでしょうか?(笑)
ご祭神は農耕の神で、朽良=籠もる と云う意味らしく、神が籠もる杜として昔から拝まれていたのでしょう
朽良神社の次は御船神社に向う。
田園風景を突き進み、外城田川を渡った先に御船神社がある。
下の地図を見てお分かりのように、今の外城田川は灌漑用水のような一直線。
御船神社の辺りは道がクネクネ。多分、昔は神社スレスレを外城田川が流れていたんだと思われます
027 内宮 摂社 御船神社(みふねじんじゃ)
ご祭神 大神御蔭川命(おおかみのみかげかわのみこと)
028 (同座) 内宮 末社 牟弥乃神社(むみのじんじゃ)
ご祭神 寒川比古命(さむかわひこのみこと)、寒川比女命(さむかわひめのみこと)
所在地 三重県多気町土羽
駐車場 なし 神社前の道路幅が広く駐車しても問題ありません
【倭姫命巡幸 13】
倭姫命が外城田川を船でさかのぼり、ここら辺りで舟を止められたと伝えられている。
川が冷たく寒かったから川の名を寒川と名付けたとも伝えられていますが、今では外城田川と変わっている
神奈川に住む者にはピンとくる『寒川』という名前。
相模川の東側にあり、相模国一之宮でもある寒川神社(さむかわじんじゃ)を思い出す。
ただそれだけならば「ふ~ん」で終わってしまうが、御船神社同座で祀られている牟弥乃神社のご祭神は、寒川比古命(さむかわひこのみこと)、寒川比女命(さむかわひめのみこと)と紹介したが、ちょっと調べてみたら、なんと寒川神社のご祭神と一緒だと判明
寒川神社(写真は寒川神社HPより)
神奈川県寒川町宮山3916
寒川神社の由緒は1500年前に創建されたとHPに記されている。
御由緒を開いてみると・・・
明治にご祭神が寒川比古命と、寒川比女命の2神とされたと書かれている。
そもそも寒川神社のご祭神は何度か火災があって確かな記録が残っていないんだそうですが、古代から「寒河」と名が残っている事から、伊勢神宮と何処かで繋がっていたのかもしれません。
私の家の近くでは「伊勢原」「伊勢山」「大神」「神明」「神戸」と、伊勢と関連する名が多くあるのも気になる。
案外、住んでいる町の歴史って知っているようで知らないんですね。
日本武尊は足柄峠を越えて三浦半島へと向っている事から、もしかするともしかするかも!
遠くばかり出掛けていないで身近な町にこそ誰も知らない古代から続く歴史があるのかもしれませんね
029 内宮 摂社 蚊野神社(かのじんじゃ)
ご祭神 大神御蔭川命(おおかみのみかげかわのみこと)
030 (同座) 内宮 摂社 蚊野御前神社(かのみまえじんじゃ)
ご祭神 御前神(みまえのかみ)
所在地 三重県玉城町蚊野
駐車場 なし 駐車させられるスペースは限られていました
入口は秘密基地のような感じでした
こちらはまだ式年遷宮をされていない本殿。
少し朽ちた感じが逆に良かったりもします
また田園地帯を通り抜けJR参宮線の踏切を渡る。
右手には外城田駅が見えたがこじんまりとした無人駅みたい。
踏切を渡って一旦右折し、左斜めへと入る幅員狭い道へと向うが、次の榛原神社は・・・
見落としたかな?と車を後退させ左手に入る路地の先にこんもりとした杜が見えた。
多分ここだろうと決め、駐車させる場所が全く無い。
結局上の地図にある赤〇印の場所に停めて参拝しました
左上が神社前の通りで、右上の路地が神社への参道。
住宅へ通じる道にしか思えないでしょ?
榛原神社はこの杜の中にあります
関東ローム層のような赤土の切り通し
こちらが本殿。
031 内宮 摂社 榛原神社(すぎはらじんじゃ)
ご祭神 天須婆留女命御魂〈あめのすばるめのみことのみたま〉、御前神(みまえのかみ)
所在地 三重県玉城町上田辺
駐車場 なし
ご祭神は「すばる」とありますが、あの星の昴を指しているんだそうです
「昴:ブレアデス星団」 フリー画像より
おうし座のプレアデス星団、日本では「昴」と呼ばれますが、漢字の「昴」とは星の形から字が出来たとも云われている。
また、平安時代の清少納言が書いた「枕草子」に『星はすばる・・・』と一節があり、1000年以上も前から名が付けられている事に驚く。それにしても望遠鏡も無い平安時代に昴が「昴」の字に見える事にも驚きます。
古代の方の視力は2.0以上あったのでは?
伊勢神宮だから太陽のみを崇めるものかと思っていたが、夜に輝く星々にも手を合わせ拝まれていたんですね
田圃の中にぶわっと緑に囲まれているところがお社なのですね。
こういう形は確かに珍しいように思います。
地面に近い部分だけ刈り込んでいるのでしょうか。
ヘアバンドで留めているような感じになっていますね^^
by kuwachan (2016-11-18 00:43)
kuwachanさん
そうですね。
普通は田圃の真中に神社は造らず小高い丘にあったりしますよね。
伊勢特有なのかもしれません。
ヘアバンド。。。確かにそう見えますね(笑)
by わけん (2016-11-20 15:19)