和歌山と高野山の巻 11 【紀三井寺】 [和歌山]
【2016年5月12日(木)】 和歌山と高野山の巻 11
14:10 [紀三井寺] (きみいでら)
湯浅より湯浅御坊道路?と阪和自動車道で再び海南へ
阪和自動車道とは大阪府の松原ジャンクションから和歌山県の南紀田辺までを結んでおりますが、途中の有田~御坊間は有料道路となっているんだそうです。
走っていて2車線から4車線になった所が境界なのでしょうか。。。
海南インターより国道42号で10分ほど進むと紀三井寺交差点。
こちらを鋭角に右折するとすぐ参道となります
重要文化財 楼門 1509年建立
寺の手前にコインパーキングがありますが、寺を向って左折した先に紀三井寺の駐車場が現れる。
ここ紀三井寺は200段近い階段を登らなければならないのですが、老夫婦には酷ってことで、ほぼ階段の上まで行ける登山道的な駐車場もあるんです!
駐車料金は700円と高めではありますが、老夫婦も私も楽になれるって事で即料金お支払い(笑)
登山道は車1台が辛うじて通行できる道幅で、九十九折りのようなカーブもあって、参拝を済ませた下り坂はハラハラさせてくれちゃいます
駐車場は10台ほど駐車できるスペースしかなく、週末は常に満車となるのでは?
その駐車場より50段程度の階段を登れば直ぐに本堂
紀三井寺 正式の名は 救世観音宗 紀三井山金剛宝寺護国院 (きみいさん こんごうほうじ ごこくいん)
救世観音宗(ぐぜかんのんしゅう)という宗派は初めて耳にする。
調べてみると元々は真言宗派に属していたが、1948年に独立宗派になったそうです
[和歌山と高野山の巻 7 粉河寺]でも書きましたが、紀三井寺は西国三十三箇所札所の第二番札所。
因みに第一番札所は那智滝にある青岸渡寺(2012年5月に訪れました)
西国三十三箇所は石山寺、三井寺、清水寺、長谷寺と云った名が知れた寺院も含まれている
記事を紀三井寺に戻そう
開祖は770年と伝えられ、本尊は十一面観世音菩薩。50年に1度の御開帳で、次回は2020年だそうです
本堂へ入ると龍と天女の天井画が迎えてくれる
本堂の横の階段を登って行くと開山堂と多宝塔
開山堂
重要文化財 多宝塔
1449年建立
周囲は木々が茂り全体像が望めませんが、葉の緑によって朱の多宝塔が映えて見えますね
別の階段を降りて行くと。。。
大師堂
その隣には 重要文化財 鐘楼 1588年建立
六角堂
新仏殿へ行く途中で階段が・・・
結縁坂 (けちえんざか)
楼門から続く階段。。。こちらの階段は231段。
紀州の豪商、紀ノ国屋文左衛門が母親をおぶってこの坂を登った際、草履の鼻緒が切れ、困っていた文左衛門に声を掛けたのが向いの玉津島神社宮司の娘。
この縁が切欠で結ばれた事から結縁坂と名付けられたそうです
ゲッ!
車で上って来てしまった私にはやはり縁に遠いのか・・・(笑)
新仏殿には8年前に落慶された大千手十一面観音菩薩さまが迎えてくれる
フラッシュ無しなら撮影OKとの事でパシャリ
高さ12mの大きな観音菩薩さま。
菩薩さまの手から1本の縄が五鈷杵まで繋がっていて、触れれば観音菩薩さまに願いが届くのかな
新仏殿から望む和歌浦湾は穏やかでした
紀三井寺 和歌山市紀三井寺1201 拝観料200円
和歌山も見所が多いですね。
和歌山はクラブの合宿とゼミ合宿で行ったきりかもしれないです^^;
by kuwachan (2016-06-25 09:55)
kuwachanさん
和歌山県としては熊野や那智に何度か訪れましたが、和歌山市がある
東部地域は私も初めてなんです。
大阪からも近いのですが、所用や目的が無ければ訪れない地かもしれませんね。
by わけん (2016-06-26 10:12)