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伊勢神宮125社めぐり 7 (斎宮) [伊勢神宮]

【2016年9月25日(日)】  伊勢神宮125社めぐり 7

【斎宮めぐり  037~054】
【倭姫命巡幸 15】

当初、倭姫命巡幸レポとして書き残していた記事だったのですが、内容が中途半端だったので保存していたのを引っ張り出し「伊勢神宮125社めぐり 7」 として書き直しました。
よってレポの写真は7月と9月が入り乱れておりますが、気にせずお読みください。

倭姫命巡幸も飯野高宮を後にし、佐々牟江宮に向い三重県明和町にやって来ました。
櫛田を抜けて旧伊勢街道を走っていたら「←斎宮駅」とあったので立寄ってみると近鉄の駅。
特急列車が何本も通過しているのを眺めていたら、あっ!ここだここだ!と気付いてしまう[ひらめき]

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そもそも倭姫命巡幸の旅をする切欠となったテレビ番組「斎王~幻の宮の皇女」にて女優が紹介していた『さいくう平安の杜』を見付けてしまったんです

空腹が一気に消え、華麗なる早業で車に乗り込み、竹神社を右折し、さいくう平安の杜へ

竹神社がある交差点を左折し踏切を渡った先にある駐車場に駐車させ見学です

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さいくう平安の杜

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2015年にオープンした「さいくう平安の杜」。
近鉄斎宮駅周辺は、天皇の御杖代として選ばれた皇女が斎王となり、都から遠く離れた伊勢へと移り、
日々を天照大神に祈られた。
但し、斎王は伊勢神宮近辺には住まわず、ここ明和町の周辺に宮を造り、ここで日々を過ごされ、行事等がある度に伊勢へと向われたと伝えられている

斎宮の名は伝えられてはいたが、正確な場所を特定出来ていなかったのを発掘等の長年に及ぶ調査によって、段々とわかるようになって来たそうだ

遺跡跡は公園に整備され、斎宮の伊勢寄りとなる東側に、当時のスケールを再現した建物があり、ボランティアの方によって説明してくれる

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先日、レポでお伝えした『伊勢うどん』は、いつきのみや歴史体験館の斜向かいにある「いつき茶屋」にて食しました。
確か、400円だったと思います(下の施設が「いつき茶屋」)

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いつきのみや歴史体験館には見学しませんでしたが、その裏手には当時の斎宮を再現したミニチュアがあり、とても広い敷地だった事が見てとれます

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歴史体験館から500m程北に向った所には斎王宮址が史跡として残され、案内看板に神宮司庁とあるから管理者は伊勢神宮みたい

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こちらは少し離れていますが第43代斎王で在位4年で亡くなられた醍醐天皇の孫にあたる隆子女王の墓地。
所管は宮内庁

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倭姫命の歴史が覗けるかなと期待し斎宮歴史博物館にも訪れてみた

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館内は斎王としての記録や貴重な品がメインで展示され、

歴代斎王は記録が残っているのと伝説的な者を含め74名の斎王が存在していた。
時代的には紀元前から始められ、途中400年の空白も含め鎌倉時代に至るまで続けられていたそうです。
その伝説的な斎王として最初に伊勢へ訪れたのは倭姫命とされています

伊勢神宮は天照大神を祀り、天皇のための神社とされ、天皇ご本人が参拝される事は無い(非常に少ない)。
斎王が天皇に代わって天照大神を祀っておられた斎王が天皇や民に災いが起きないよう願っていた。
よって伊勢神宮とは本来、私達の願い事を叶えるための神社で無い事は明らかで、個人の願いよりも民が平和で今日まで無事に過ごせている御礼を申し上げるのが正式なんだそうですよ

天皇が訪れなくとも皇室と伊勢神宮は今でも繋がっている。
それは祭主が皇室の王女が担っている事を知っておられますよね。
それは今上天皇の姉にあたる池田厚子さまが現在の祭主で、体調を崩されたりされると黒田清子さま(今上天皇の長女)が臨時祭主となられた事もある。

斎王制度は無くなってはいますが、現皇室としては明治天皇皇女である北白川房子さまから皇女等によって続けられていることになるんです

そうそう、云い忘れておりましたが、私達日本人は全て天皇の子供と位置付けられています。
だから天皇陛下を目前にすると自然と頭を下げてしまうのは、父として尊敬の念を抱いているからなのですね。
ですから伊勢神宮にお参りされ、御正宮でお祈りされるのは・・・

父である天皇陛下がお健やかでありますように。
そして私達民を見守って下さい。

となるんです

震災や災害が起きる度に父である天皇陛下が現地へ訪れるのは、子等が心配だからとなるんですね。
その変わりとして昭和天皇のご病状が優れない時に派手なイベントは中止(一部ではそこまでしなくともと云われてました)され、崩御された時は特に両親や祖父母世代の方達は悲しみに包まれ、皇居の記帳台は人が絶えなかったのを覚えています。
先日、タイ王国のプミポン国王がお亡くなりになった際、私は昭和天皇を思い出してしまいました

ちょっと宗教臭くなってしまいましたが、あくまでも私見であって、これを読まれる皆さんにもとは考えておりません

さてさて

伊勢神宮125社に話題を変えましょう。
斎宮から近い場所に2つの大きな神社があり、その2つを一気にお伝えいたします

037  内宮所管社 神麻続機殿神社 (かんおみはたどのじんじゃ)     別称「上機殿」
    ご祭神   神麻続機殿鎮守神 (かんおみはたどののまもりのかみ)
    所在地   三重県松坂市井口中町
    駐車場   なし。かなり手前の道路に駐車しました

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所管社だけに境内はとても広く社務所らしき建物もあります

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左の建物が神麻続機殿神社で、右は八尋殿。手前の鳥居は八尋殿正面のため、最初は右手から参拝をしてしまいましたわ。

038、039、040、041、042、043、044、045 神麻続機殿神社末社八所 

こちらには末社が8社があり、本殿の左右に2社、左手に2社、右手に4社があり計8社。
一気に9社も参拝って、、、宇宙戦艦ヤマトならばワープしちゃった感じです。。。失敬

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上機殿より2.5km北へ向かうと神服織機殿神社、別称「下機殿」がある

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046  内宮所管社 神服織機殿神社 (かんはとりはたどのじんじゃ)
    ご祭神   神服織機殿鎮守神 (かんはとりはたどののまもりのかみ)
    所在地   松阪市大垣内町
    駐車場   なし。こちらもかなり手前の道路上に駐車しました 

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こちらも上機殿と同じく鳥居の正面は八尋殿で、本殿は左側となる

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八尋殿
春と秋にこの八尋殿内で巫女が神へ供える服を作る場所。
神御衣祭(かんみそさい)に備えて絹と麻が手織りされているそうです

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本殿。
両脇には末社八社が見えます

047、048、049、050、051、052、053、054  神服織機殿神社末社八所

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末社八所の1つを間近で撮影。
ミニチュア版の伊勢神宮という感じ。
それにしても1所だけ向きが違うのは何か意味があるのでしょうかねぇ 

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斎宮を最初に訪れたのは7月で、この後は伊蘓宮、瀧原宮へと向かいました。
二度目の9月は、この2社をめぐった後は亀山に立ち寄って自宅へと帰っています。
斎宮は二度とも良い天気に恵まれたので写真だと見分けがつかない位でありました

それにしても2社をめぐって18社と数を重ね、54/125と全体の4割を巡り終えました 


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コメント 4

kuwachan

>私達日本人は全て天皇の子供と位置付けられています。
そうなんですか~。
天皇が被災地に行かれるのもそういうことろから来ているのですね。
この年齢になって初めて知りました(^^ゞ
大変勉強になりました。

by kuwachan (2017-02-27 22:21) 

yamatonosuke

さいくう平安の杜行ってみたくなりました。
末社8棟とはスゴイですね〜。
by yamatonosuke (2017-02-28 01:31) 

わけん

kuwachanさん
国民に災いが及ぶと真っ先に駆け付けられますね。
父だからこそ子等が心配なんだと思いますよ。
とても有難いですよね。
by わけん (2017-03-03 22:56) 

わけん

yamatonosukeさん
神宮125社の内、1つの神社で末社含め8社以上あるのは
外宮、内宮に匹敵します。
by わけん (2017-03-03 22:58) 

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