天河大辨財天社 [奈良]
【5月4日 金曜日】 午後1時20分
かれこれ一度は来たいと思って20年、、、訪れちゃいましたよ~ 天河神社 (天河大辨財天社)
内田康夫氏の推理小説を読み更けていた20数年前、この神社を舞台に書かれた「天河伝説殺人事件」は私の名前が登場(最後は殺されてしまいましたけれどね(悲))し、そりゃもう驚いたものでありましたわ。。。それ以来、題材となる寺社や古事記、日本書紀を含め一気に歴史や古代伝説に興味が湧き、寺社廻りをするようになったのです
都道府県の観光出先機関が東京駅八重洲北口近くにあった頃(現在は大丸になってしまった場所かな)は、よく奈良県のブースに通い天川村の説明を受けたりパンフレットを戴いていた頃が懐かしい・・・
その後、市川崑監督で映画化され神秘的な神社だと思っていた
しかし、、、訪れてみると映画で観た神社とは全く違うような・・・帰宅して調べてみたら映画の神社は滋賀県近江八幡市安土の「沙沙貴神社(ささきじんじゃ)」だったそうな。。。「アレ?なんか違うなぁ」の印象は正しかったみたいですわ
天河村は吉野郡天川村にあり、十津川村より国道168号線を北上し大塔坂本で県道53号線で天ノ川沿いを行き、約1時間で到着。県道は狭い道なのですが対向車も少なく、地図上では「ブラインドコーナー多し」と書いてありましたが、かなり快適な道でありましたわ。でも天ノ川沿いを走っていて最初は下っているものと思っていたら上流へ上っていたんです。川の流れを確認しなければ錯覚しそうな道でもありました
駐車場はこの鳥居の左手奥にあるのですが、拝殿へ向かう前にちゃんと鳥居より入り直しました
小さな太鼓橋前の手水舎で身を清め、いざ境内へ
本殿はこの階段を昇ったところにあります
階段を昇る途中には磐座(いわくら)があり、古神道の世界へ誘うような・・・
階段の昇ったところが拝殿で、本殿は向って左側になります
神様に向けて写真を撮るのは大変失礼なのですが鈴を撮りたくて、、、辨財天様、、、本当にすみません
鈴を拡大してみると
わかりますか?
天河神社の五十鈴(いすず)が二つ重ねてあるのです。。。鳴らしてみましたが、結構重く良い音色が出ませんでしたわ
本殿に向ってあるのが能舞台
この天河神社は芸能(チャラチャラ芸能人の芸能じゃありません)者がこぞって参拝される神社で、能奉納がされたりするんですよ
能無しの私には無縁な舞台でありますけれどね(笑)
駐車場と境内の境に社務所があり、数多くの御守り等が売られておりました
そして
私も
購入しちゃいました
五十鈴です。。。芸能人じゃありませんけれど欲しかったのでついつい
一番お安い2,500円(財布にやさしい)の五十鈴を購入
親指大の大きさ(かなり小さい)で、音色がとっても良く、普段身に着けるには勿体無い気が・・・
こんな山奥の神社にも関わらず、遠方から参拝される方が多く、特に女性の参拝客が目立っておりました
なんでも最近流行りの「パワースポット」なんだそうですが、何処も彼処もパワースポットになっちゃってビックリですわ
それでも私以外で訪れる方が多いのには、ちょっと驚きましたが立ち寄って良かったと感じた天河大辨財天社でありました
谷瀬の吊り橋 十津川村 [奈良]
【5月4日 金曜日】 午前11時30分
道の駅「奥熊野古道ほんぐう」に立ち寄り~
これからどうするか真剣に考える。何せ今年のGWは本日と明日のみだもんだから、今日はめいいっぱい行動したとしても明日はどうにか身体を休めたいしなぁ・・・
このまま国道168号線を北上し十津川を抜けて奈良に入るか、それとも来た道を一旦戻り瀞峡(どろきょう)を抜けて伊勢へ向かうか、、、伊勢はGWで相当な人出と想像できるし。。。奈良へ向って時間が早ければ、あの青い奴に会えるかもしれない・・・なんて迷いながら道の駅でソフトクリームを購入し、一休さんのように瞑想しながらソフトクリームを舐めて
「決めた!奈良へ向かおう」
これが答えでありました
道の駅は熊野川に面し、河原の手前にはこんな横断幕が
『熊野川大水害 がんばろう!!本宮』
そうなんですよね
昨年の9月3日から4日にかけて台風12号が紀伊半島に大量の雨を降らせ、熊野川では警戒水位を遥かに越えた洪水や土砂崩れによる道路の流失、家屋の浸水・流失が発生した。テレビニュースで連日伝えていたのを思い出す
町は洪水によってもたらされた土砂で埋まり、川に近い建物や道路といったライフラインまで被害が及んだそうです。新宮市から国道168号線を走ると至る所で工事による片側通行や迂回ルートが数多く見受けられ、半年近く経った今でも被害状況を目にすることが出来ます
水害から復旧に数ヶ月掛かると言われ、和歌山・奈良両県は必至の復旧活動されたからこそ私は今、こうして熊野を観光できるんですよね
被害状況を撮ったのですがこちらにアップしたくない気持ちが強く、私は観光地として全国から私のようなお客さんとして訪れ欲しいと思っております。ですから観光地の部分をクローズアップしてお伝え致しますね
本当に「頑張れ熊野、頑張れ十津川」ですよね
さてさて、本題に戻りまして道の駅を出てトンネルを抜けると奈良県十津川村。西村京太郎サスペンスに登場する十津川警部はこの十津川村から名付けられたとか・・・
こちらは何でも日本一広い村なんだそうで、面積は672k㎡。東京23区よりも広く人口密度は1k㎡当り約6人。因みに東京23区は1k㎡当り約14,000人だからとんでもない差がありまする
十津川村と云えば「谷瀬の吊り橋(297.7m)」、1994年(平成6年)まで日本一長い吊り橋として有名でしたが、今では大分県九重町にある「九重"夢"大吊橋(390m)」が日本一で、谷瀬の吊り橋は全国5位なんだそうです
村の職員さんなのかわかりませんが、吊り橋近くにある駐車場へ手招きされて入って行くと「駐車料金500円です~」と告げられた
車を止めて橋を観に行くと
橋を渡るための列が・・・人口密度は多分50人以上はここに居るかも
で、橋を渡るのは無料なのですが、橋の通行は一方通行となり対岸で村営バス200円に乗り換えて戻って来るのだそうですわ
今回はそんな時間も無いので写真を撮るだけでありました
見ている限り、相当な恐怖心が出て来まするぅ
勇気がおありな方は是非お渡り下さいませ~