【山形】 鶴岡 丙申堂(旧風間家住宅) [東北]
【2012年7月15日】
酒田から高速道路を利用して鶴岡市内へ
遅めの昼食を取ってから市街地へと入ると鶴ヶ岡城があった鶴岡公園の木々が見えてくると文明期の建物が見えてくる
こちらは致道博物館、明治14年に建てられた旧鶴岡警察署をこちらに移築した洋館、この先は有料(入館料:700円)となっていたため、入口から写真だけを撮って退散
こちらは道路からパチリ。大宝館といい大正天皇即位を記念して建てられたんだとか
その他に鶴岡カトリック教会も洋風な建物でしたが改装中でございましたわ
鶴岡での訪れた場所はこちら
旧風間家住宅「丙申堂」 午後3時30分
風間家とは越後(新潟県)の武士であったが、商人となって村上、酒田を経て鶴岡にやって来たんだとか。。。
その後、庄内藩の御用商人となって明治には貸金業を営み、さきほど訪れた酒田の本間家に次ぐ大地主になったんだそうですわ、、、こんなところでまた本間家に繋がるとは・・・
風間家はその後に「風間銀行」を設立し、昭和16年に風間銀行を含む4行が合併し現在の「荘内銀行」となったそうです
そしてこちらの建物は風間銀行時代の風間家の住宅兼金貸し業の営業用として明治29年に建てられ、その年が「丙甲」であったことから「丙申堂」と名付けられました
敷地は約800坪で部屋数は19室、計180畳のお屋敷です。。。今回のお出掛けは「武家屋敷」に始まって「商家屋敷」と屋敷の繋がりが強いようですね
いつもは「竹図」の障壁画が飾られているのですが、本日は水墨画の屏風が展示されていました
因みにですが、こちらの丙申堂はスタッフさんが一緒に付いて屋敷内の説明をしてくれます。閉館時間まで1時間とあって15分程に短縮をお願いし、説明を聞きながらの撮影をさせていただきました(スタッフさん、その節は行儀悪くすみません。。。その場で謝りなさいな)
欄間には梅と鶯が施されています
こちらは平成17年に公開された映画「蝉しぐれ」でロケがされたんだそうですが、私は「蝉しぐれ」という映画を知らずシーンを説明されても・・・しかし絵になる部屋ですねぇ~庭とのバランスからロケに使われたのでしょうか
この後は急な階段を昇って2階の部屋へ
屋根は杉の皮なんだ。。。なんて屋根を見上げると
屋根に石がビッシリ!
これは「石置屋根」と呼ばれ、瓦がまだ普及していない時代はどこでも見られた技法
しかし普通の「石置屋根」とは明らかに違います
こちらは木曽の贄川関所の屋根
屋根板が飛ばないように石が置かれているのは、このような歴史的な建物や山小屋等でよく見掛けられます
しかし、こちらは石がビッシリと敷かれ、スタッフさんの説明によると屋根には40000個もの石があるんだとか・・・
よくこの重さを支えられるなぁと感心します
1階へ戻り調理や使用人等が暮らしていた勝手へ
天井が高いですね
時間が無いのでスタッフさんも早足の案内で説明をするのも聞くのも大忙し
こちらは蔵で、中には古めかしい金庫が並んでおりまーす
当時は札束?や金銀が眠っていたのでしょうね
金庫のダイヤルに目をやると・・・
文字はカタカナで、ちょうど一番上から左側に「イロハニ・・・」となっていますね
怪盗ルパンや怪人二十面相ならば、いとも簡単に開けられるのでしょうかねぇ(笑)
ゆっくり観られたなら・・・今回はたっぷりと巡る東北のお出掛け、時間足らずは諦めるしかありませぬ
それにしても訪れた「旧風間家住宅 丙申堂」、来て良かったですよ~
【御案内】
旧風間家住宅 丙申堂 開館時間は午前9時~午後4時、入館料は300円(丙申堂のみ)
駐車場は10台程度敷地裏に停められて無料です
今回は15分と早足になってしまいましたが、30分~45分は欲しいところでしょうかねぇ
【それと・・・】
皆さんはロンドンオリンピックをご覧になっていますでしょうか?
選手の皆さんは本当に活躍されているのですが、私はというと・・・
民法のキー局アナウンサーがCMで「ロンドンドン、ロンドンドン・・・」と歌っているアレを聞いていると、どうしても思い出してしまうんです
「ロンドンロンドン、楽しいロンドン、愉快なロンドン・・・」
ピシッ、バシッ、パチーン
選手の皆さま、ごめんちゃい