【山形】 鶴岡 無量光苑釈迦堂 (風間家旧別邸) [東北]
【2012年7月15日】
前回の「丙申堂 旧風間家住宅」を流れるスピードで拝観した理由は、丙申堂より徒歩1分の場所にある風間家の別邸で、9年前から公開するようになった「無量光苑釈迦堂 旧風間家別邸」も拝観するため
丙申堂で無量光苑釈迦堂へも行きたいのですがとスタッフさんに尋ねると、スタッフのポスと思わしき女性から『どうしても行きたいですか?』と聞かれ、「どうしても行きたい」と返したら『どうにかしましょう』との喜ばしい御回答
それならばとベテランの説明スタッフさんによって超スピードによる丙申堂拝観となったんです
車は丙申堂の駐車場に停めたまま、徒歩で向かいます
こちらが「無量光苑釈迦堂」の入口、なんとも普通な家のような佇まい
入るとすぐに玄関となる入口を入るとスタッフさんがお出迎え
時刻は午後3時50分
スタッフさんから「時間を越えてもかまいませんよ」と気遣いのお言葉を貰い、中へと入っていく
こちらは先程の本邸の別邸として作られ、主として接待等で使われていたんだそうです
額には「無量光」の素晴らしい書が飾られています
そもそもこちらが「無量光苑釈迦堂」と呼ばれるきっかけは、風間家は代々から浄土真宗への信仰が厚く、作られた時からこちらの「無量光」の額が掛けられていたことから、こちらを「無量光苑」と呼ばれるそうになったそうです
お部屋からは庭が見渡せることができ、夏なのに何故か涼しさを感じます
縁側に腰をおろし庭を眺めていると、日本の庭ってなんともいえない味わいがあるんですよね
庭には池があるのですが、昭和39年の新潟地震で池の水が抜けてしまい、水を張っても無くなってしまうんだそうです
それから補修はされず現在に至っているのだとか。。。
大正12年に寄贈された石仏釈迦像から「無量光苑 釈迦堂」と名付けられたんだそうですよ
先程の本邸では梅に鶯の欄間がありましたが、こちらは松と鶴がデザインされています
スタッフさんに代々の風間家は浄土真宗の信仰が厚いと説明され、額は「無量光」
そう言えば、、、平泉で跡地だけが残っていた「無量光院跡」
なんかこのお出掛けは何かで繋がっている旅になっているようで不思議な感じがモヤモヤ~
縁側から庭へも出れるってことで、私の足には全くフィットしない下駄サンダルを履いて庭側から建物をパチリ
縁側に座っている観光客に対し、スタッフさんが話しかけて来ます
話を聞いていると、こちらの無量光苑釈迦堂は、現当主の風間家の私邸らしく、先程の門から撮った写真に写っていた「普通の家のような」と思われた建物は、風間家の御自宅だったんですね
開館時間が終えるとこの縁側も風間家の方達が寛ぐ部屋となるのでしょうかねぇ
財を築いた風間家、本邸も別邸も素晴らしかったです
【御案内】
昨日の丙申堂で開館は午前9時からと書いてしまいましたが、釈迦堂も含め午前9時30分~午後4時までとなっています
駐車場が無いので丙申堂で停めて徒歩による入館となりまする
こちらの入館料は単独で200円ですが、本邸の丙申堂とセット券で400円となりまーす
どちらも国指定の文化財として登録されておりまする
時刻は午後5時を幾分か越えて拝観を終了、時間が足らないのは悲しいですが、欲張ってどちらも見ることが出来て良かったですわ
さぁ、次は本日の最終目的地でもある場所へ
目指すは前方の山、、、なのですが、雲の中みたい