【富山】 おわら風の盆 [北陸]
【2012年8月25日】
国道41号線で富山市内に入り、市街地でも行ってみるかと高速道路を通過し、街で富山名物「鱒寿し」を買って帰ろうとしたところで専門店を発見!
ロードサイドではありましたが、立派なお店なんですね。店内に入るとそば店と同居していて、店内でも鱒寿しが食べられるみたい。。。
高速道路のサービスエリアで売られていた値段よりも400円高い1700円。。。このお店は有名なのかな?と思いつつも土産に1つ購入
えー、、、突然ではありますが、臨場感を出すため、これよりドキュメントでお送りいたしまする
鱒寿し(こちらでは「ますのすし」)を購入し、店舗を出ようとしたところでこんなポスターを発見
『おわら風の盆』
名前は耳にしたことがある盆踊り?的なお祭り?
祭りの期間は9月1日・2日・3日の3日間。まだ来週のことみたい
ポスターを目にし、店員さんへ尋ねる
「風の盆が行われる町って、ここから遠いんですか?」
「車で30分位でしょうかねぇ~」と店員さんが簡易的な地図を広げ指を差す
「町並みが有名らしいですね」の問いに店員さんは
「これから行くんですか?混んでいますよ」
混んでいる?渋滞が激しい道を行かなきゃならないのかなぁ
「町を観るだけでも行ってみる価値があるのではと思って」
「規制されてはいないと思うんですけど・・・」
「規制?」なんのこっちゃ?
どこかで踊りの練習とかしてたりして・・・
「私は2回しか行ったことが無いですが、町のどこかで踊りが観れるかもしれませんねぇ」
踊りが観れるんだ。。。まぁ、町が観れればいいか
「一度、越中八尾駅に行って観て、そこで聞いてみてください」
「ありがとうございます」と一礼し、車内で待っていた老夫婦に「風の盆がある町が近いんだってさ」と告げると、老夫婦は「風の盆は一度観て観たかったんだよ」との御回答
まぁ、この時点で全く意味がわからない私と、やけに興奮気味な老夫婦
来た道を戻り、途中には「ますのすしミュージアム」なるもんもありましたが、時刻は午後6時30分。もう閉館していますよね
それよりも帰宅が遅くなるのが決定です
途中で「八尾」の行先案内板を見付け、国道を右折
薄暮の空
雲が能登半島、若しくは龍に見えるのは私だけでしょうか・・・
陽が暮れた午後7時前にJR高山本線の越中八尾駅に到着
観光案内所なんかはとっくに閉まっているみたいなので売店のおばちゃんに町のことを聞いてみる
「ここから古い町並みって遠いんですか?」
すると売店のおばちゃんは「町は人でいっぱいだから、車じゃ入れないよ」とのお告げ
「人がいっぱい?」と首を傾げると
「お客さんは踊りを観に来たんじゃないのかい?」
「練習の踊りですか?」
「あらま、何も知らなくてここに来たのかい?」
「・・・」
「あのぉ・・・何をやっているんですか?」
「8月20日から風の盆の前夜祭がやっているんですよ」とパンフレットをいただく
パンフレットを貰い、まじまじと眺めると8月20日から30日までは前夜祭で、毎晩流しの踊りがやっているじゃあーりませんか!!
この突然ともいうべき衝撃は文字には表せません
駅前の駐車場を教えて貰い、町の中心部までは歩いて40分はかかるとのことで駅前タクシーで一気に中心部へ
車の通行は規制されていませんでしたが、町の中心部は人が溢れています
おぉ・・・「おわら風の盆 前夜祭」
前夜祭では踊る11町内が毎晩1~2町で行われているんだそうです
踊りは午後7時頃からということで町の中を散策
通りの家々では戸や障子が開け放たれて家の中が窺えます
これは八尾の風習なのでしょうかねぇ
そしてこちらが「日本の道100選」に選ばれた諏訪町
ぼんぼりが灯った道って綺麗ですね
昼間はというとこんな感じです
※越中八尾観光協会HPより転載
町を歩いていてふと気付くと人が居ない!
会場へ行かなくちゃと八幡宮へ行ってみる
今夜は東新町と西新町の2町が踊りの流しをする予定
八幡宮の境内では・・・
三味線と胡弓と唄で踊り子たちが輪を描いて踊っています
私も老夫婦もその踊りを観ながら、、、うっとり
勇ましい男性の踊りと、女性の美しい線が浮き出る踊りにやられてしまいましたよ
言葉で表現するには難しく、実際に目で観ないと感想が伝わりそうもありません
男性の踊りは本当に格好良く、凛々しさが伝わってきます(観たことがある女性なら必ずわかると思われます)。そして女性のほうはと言うと、指先や足の線がなんとも言えない女の美を感じるんです(観たことがある男性なら必ずわかると思われます)
この日は前夜祭とあって一般の方も混じって輪になり踊っています
盆踊りなのになんでこんなに感動してしまうのでしょうか。。。ここでパンフレットを眺めると、おわら風の盆とは「芸能」なのだそうで納得です
何度かの休憩をはさみ、町の流しがはじまりました
私がいたこの付近で軽く500~1000人の観光客がいたのでは?
その中を踊りの流しが行われます
先頭は子供達による踊りの披露、そして大人たちの踊り
なんと風の盆で踊れるのは25歳までの未婚の男女なんだとか・・・
男女は共に笠を深く被っているのが何とも言えない良さを出している気がしてなりません
たかが盆踊りではない、おわら風の盆
老夫婦は大満足。もちろん私も大満足
本番となる3日間は夜通し(明け方まで)で踊るらしく、町のいたる場所で流しの踊りが堪能できるんだとか・・・
そして男女対で踊る姿は何とも言えないんだとか・・・
※こちらも八尾観光協会HPより転載
3日間の「おわら風の盆」以外でも曳山会館では月に2回踊りを観ることができるんだそうで、期間を過ぎ落ち着いて観るならこちらがお薦めだとか
越中八尾 おわら風の盆
たまたまの会話からこうしてお出掛けの贈り物のように、踊りを観れたのは本当にラッキーでありましたわ
でもお陰で富山を離れたのは午後10時、500キロ弱の道程をただひた走り(老夫婦は寝ていますが何か?)、自宅到着は明け方の午前4時30分
結局23時間30分の日帰りお出掛けは疲れはしましたが、最高のお出掛けになって良かったです
ええっと。。。
まだ間に合います。
風の盆は9月1日~3日がメインですが、8月30日までは前夜祭として毎晩楽しめます
この踊りは一見の価値ありデスよ
尚、3日間で延べ25万人近くが訪れるらしく、人だらけであることは確かですけど、是非行ってみてくださいな
追伸
なんかこの記事を書いていても興奮が収まらず、文章がぐちゃぐちゃ(ごめんなさい)
なんとか期間前までには書きたいと思い、毎晩深夜の更新でありましたとさ
【岐阜】 飛騨古川 [中部]
【2012年8月25日】
新穂高ロープウェイがある奥飛騨温泉郷より国道471号線で飛騨古川へ
普通なら飛騨高山に行くのでしょうが、観光地としては高山よりも脚光を浴びていない「飛騨古川」を訪問地としてチョイスし、約1時間弱で古川がある飛騨市に到着
午後2時40分
旧古川町があった飛騨市役所に車を停め、町並みを散策開始!
ここを訪問地にしたのは、岐阜のガイドブックに小さく記事になっていたのを発見したのと、NHKさんの「家族に・・・」の番組を観て行きたい気持ちが増したのが理由
まずは「まつり会館」へ
入場料は大人800円と、ちょい高めではありますが見応えアリです
高山祭と同じく櫓の上でからくり人形が祭りで披露されるそうな
胸がバカーンと開いてお面を被る仕組みになっていました
紐を引っ張ってからくり人形を操作できる。。。私もちょびっと触らせて貰いましたわ
館内には3Dでお祭りを紹介するミニ映画の上映もありまする
そしてこちらは毎年4月に行われる「古川まつり」で使用される『起し太鼓』
※上記4枚の写真は飛騨市観光サイトHPからの転載です
かなり賑わうお祭りみたいですね
また9月には「きつね火まつり」という祭りがあって、町中の誰もがきつねの化粧をして町内を練り歩くんだとか・・・
※こちらも飛騨市観光サイトのHPより転載
きつねの嫁入り行列は新潟県の阿賀町が有名ですが、このお祭りは日本全国で行われ、その土地ならではの装束に化粧やお面を被って行われますが、ここ飛騨市古川町では町全体がきつねに化けるのだとか・・・今年は9月22日(第4土曜日)に開催です
転載させて貰うのだから宣伝もちゃんとしておかなければいけませんよね(笑)
まつり会館前には展示されていた「起し太鼓」があって、100円の初穂料を納めれば叩いていいみたい
願いを込めてドン!これでお祭りに参加した気分になれますね。でも決して太鼓の上には上がってはいけないみたいなので要注意。そんな奴はおらんか(笑)
そして古川は古い町並みが見どころなのです
高山市の町並みと違うところはこの水路でしょうか
清らかな水が流れる水路には鯉が泳いでいます
中にはこんなような柵があって、各馬ゲートインならぬ各鯉ゲートインしているように感じまする
どうです?良い風情が漂いますよね
綺麗な町並みなのですが、かなり暑くパテ気味
うちの老夫婦も「何か冷たいものが食べたい・・・」と弱音を吐く始末
こちらの味処古川さんにていただいちゃいましたよ。。。かき氷の宇治金時をね
トマトと胡瓜は別のお店の軒先で無人販売されていました(1つ50円とリーズナブルなお値段)
身体を冷やし車に戻りましたが、町並みをゆっくり巡ると2時間ちょっと掛けて巡らせていただきました
かなり良い町でしたので時間を忘れてしまいましたわ
さぁ、時刻は午後4時30分
そろそろ帰路へ着かなきゃならないのですが、来た道を戻って安房トンネルで松本に戻るか、それとも・・・
選んだルートは
国道41号線を北へ向かい、富山を目指します
これで終わるなんて思っちゃいけませんよ~
目的地や経由地は思い付きな「わけんのお出掛け」なのですからね
神岡町を通りながら、やたらと看板にあった「スーパーカミオカンデ」が気になりましたが、観光地では無く研究施設とあって見学はNG。でも年に数回見学が可能なのだとか・・・
ニュートリノなる観測を通じて宇宙の起源や太陽の内部といった、目ではわからない。。。まぁ物理的な知識はまるっきり持ち合わせていない私なもんですから、興味がおありでしたらご検索願いまーす
飛騨古川から1時間半程で富山市内に入るのですが、、、当初は「鱒寿し」を買いたいが目的だったのですが・・・
つづく
【岐阜】 新穂高ロープウェイ [中部]
【2012年8月25日】
夏ももうすぐ終わりってことで老夫婦を連れて長野・岐阜県境にある北アルプスへ向かいます
※滋賀に行ったお出掛けアーカイブは今回パスでございます
25日の土曜日、早朝の午前5時に自宅を出発、6時に中央道を西へ向かう
雨男なのに途中の八ヶ岳がよく見えましたわ
長野道に分岐して岡部インターを過ぎたトンネルの前に御柱が建っているの知っておられますか?
コンクリート製なのですが、これを見る度に御柱祭を思い出しますが、この御祭は7年に1度であるため、次回は平成28年なのであと4年ですね
松本インターで降りて国道156号線を西へ
途中、沢渡周辺は上高地へ訪れるお客さんで駐車場は満車
でも沢渡大橋を渡った辺りだけが満車で、その他はそうでもない。もう夏山シーズンも終わりなのでしょうかね
釜トンネル前にはいつものように警備員さんによって一般車を規制しています
有料の安房トンネルはETCが利用できるのですが、カードを手渡ししなきゃならないため料金徴収ゲートはいつも混み合っているんす。これならETC通過用の機器を設置すればいいのに・・・なんて思っちゃうのですが設備投資は高いからか今でも係員への手渡しか自動徴収機での精算(通常750円が土休日割引で400円也)
平湯温泉から国道471号線で栃尾温泉を通過し、最初の目的地『新穂高ロープウェイ』へ
駐車場代500円を支払ってロープウェイ駅に到着午前10時20分
さっきまで稜線がくっきりと見えていたのに雲が・・・雨男ならぬ雲男だったのかも!
こちらのロープウェイは2本を乗り継いで標高2156mへ労せず向えるのですが、ロープウェイを乗るまでが大変
こちらは2本目のロープウェイを待つ人の列
下界の気温が30度越えをしていた25日の土曜日は、ここ中継駅となる「しらかば平駅」で汗が・・・暑いっす
2本目のロープウェイは2階建てのゴンドラで、最初に2階部分の乗客をホームへ案内され、その次に1階部分の乗客となるのですが、私達のところで1階部分のゴンドラとなったため、数少ない椅子に座れてラッキー
北アルプス穂高の稜線とは逆の笠の岳稜線に雲がどんどんと掛かって行く。。。雨男が襲来してきたと気付いたらしい
上下お互いが通過する中間点で、下って行くゴンドラを狙って撮ったのですが、コンマ数秒早くシャッターを押し、ゴンドラが切れてしまいましたわ。。。悲しい
山頂西穂高口駅の5階部分にある屋上の展望台へ
訪れた観光客はため息を漏らしています、、、私のせいですm(_ _)m
晴れていればこちら側に槍ヶ岳が望めるのですが、完全に雲の中
記念写真を撮っておられるスタッフさんに尋ねると、30分前まではどちらの稜線も望めていたとの事
この写真を撮って4階の食堂でコロッケを食べていたら駅前は完全に雲の中
前回、こちらよりも標高が高い(2365m)大弛峠でも雲に入ってしまった私。どこか晴れ神社なる神に祈願しないと!
そう言えば東京の高円寺に気象神社があると聞いたことが・・・一度行ってみるかな
この日に訪れたのに北アルプスを望められなかった観光客の皆さま、雨男は晴れ男になるべく修行をして参ります
修行って?
はい。賽銭箱に通常よりも高い500円硬貨を入れようかと
修行ちゃうやん!
高山植物が観れる千石園地なる散策場所があったのですが、雲の中とあって歩く気持ちも失せ、山麓駅へ戻りましたとさ
2年前の夏に上高地と飛騨白川郷に訪れているため、次に向かう場所は・・・次回に続く
【観光案内】
新穂高ロープウェイは往復で1名2800円、年間を通じ営業なので冬山シーズンでも山頂駅へ行けまする
山頂駅の食堂はお母様軍団のスタッフさんが調理されています
山頂駅からは西穂山荘を経由し360度パノラマが望める西穂独標まで一般的に3時間、初心者でも4時間ちょっとで着けるそうです
【わけんの私見】
機械仕掛けで行ける高山地(登山しない観光)とすると、少しがっかりしてしまうかもしれませんね(あくまでも私の意見でございます)。今のところ木曽駒ケ岳の千畳敷に勝てる高山観光地が現れません
【滋賀】 近江八幡 [関西]
【2011年4月30日】 [お出掛けアーカイブ]
過去のお出掛けを記事にする『お出掛けアーカイブ』
今回は昨年の4月30日に滋賀県の近江を訪れた時のお出掛けをお送りいたしまする
思い出しながらの記事になるのと季節は春から梅雨に向かう時期とあって、写真等で現在の季節と違和感がありますが、その点はご了承くださいね
確か当日早朝、思い出したかのように以前から行きたかった近江へ、いつもの日帰りお出掛けを急遽計画し自宅を7時半に出発
時々、急に思い立って出掛けるなんて、私にとっては茶飯事のこと
ましてや土休日の高速1,000円終了も間近とあって、天気次第でGW中に行こうと考えていたのですわ
東名高速の渋滞情報があったので中央道経由で滋賀県へ入り、最初に訪れたのは近江八幡でございました
結局、関ヶ原付近の事故によって1時間半近くもロスし、午後1時前に到着(もっと早く出れば良かったと反省)
こちらは近江八幡「新町通り」に残された町並み
古き住宅よりニョキっと出ている松は「見こしの松」と呼ばれているそうですよ
カレンダー的にはGWの前半とあって、観光客の皆様がいっぱい
時間があれば町をそぞろ歩きしたいのですが、日没まで6時間強とあって、この辺りで来た道を戻る
途中には・・・
商品名「メンターム」で有名な・・・あれ?
メンソレータムじゃなかったっけ?
↓こちらはメンソレータム
そもそもは「メンソレータム」という商品はアメリカのメンソレータム社が販売しているのですが、大正9年(1920年)に近江兄弟社(当時は近江セールズ)が日本での販売権を取得し、外皮用薬として販売されたのですが、昭和49年に倒産。同時に販売権も返し大鵬薬品工業の資本参加で再建
アメリカのメンソレータム社はロート製薬が買収し、当のメンソレータムはロート製薬から販売されたため、近江兄弟社は以前からメンタームの商品登録をしていたことから、似たような製品が販売されたそうです
メンソレータムとメンターム、どちらが本家か分かりませんが、どっちも同じ効果があるみたいですわ
近江兄弟社の名前を全国区に広めたのは平成5年の第75回全国高校野球選手権大会(夏の甲子園)で会社の付属高校である近江兄弟社高校が滋賀県代表として出場。成績は2回戦(初戦)で敗退してしまいましたが、学校名が会社名のような名前だったのと、あのメンソレータムと縁があると知り、今でも近江兄弟社の名前を記憶している次第です
近江八幡と言えば古い町並みの他に八幡堀と呼ばれるお堀も有名なのです
こちらの八幡堀は昭和40年代まで悪臭や害虫を発生させる厄介者な堀で、埋め立て計画が持ち上がり、近江八幡市民の反対運動もあって堀の復元が計画され、昭和50年以降の改修工事を経て現在に至っているそうです
どちらも「近江八幡観光物産協会」のHPより転載
あの時、埋め立てていたならば・・・さすが近江八幡市ですよね(笑)
ここは京都に近いこともあり、時代劇ドラマの撮影地として時々目にする場所なのです
頻繁に撮影があるせいか、石垣に面した場所にある雨樋は木製のカバーが付けられています
そもそも近江八幡は城下町で、秀吉の甥(秀吉の姉の子)にあたる豊臣秀次がおさめ、関白職まで登りつめたが茶々との間に実子秀頼が生まれたことにより高野山へ追放された悲運の武将
しかし近江八幡を近江商人の町として整備した功績は現在でも慕われているんだそうです
八幡堀に近い場所には日牟禮八幡宮(ひむれはちまんぐう)がありやす
131年に「大嶋神社」として鎮座され、その後の275年に「日群之社八幡宮」となり、昭和41年に日牟禮八幡宮と改称された歴史があるのですが、この神社の裏山は戦国時代に六角氏の居城だった観音寺城(秀次によって八幡城となる)で、古城ファンも訪れるのだとか。。。
4月30日とあって境内には鯉のぼりが元気よく泳いでいまーす
本殿の前には立派な神楽殿
参拝して近江八幡を離れました
駐車場はこの神社周辺で駐車が可能でしたが、土休日は満車になり近くの市営駐車場に停めて訪れたほうが良いかもしれませんね
【山梨・長野】 涼みを求めて2 [甲信越]
【2012年8月19日】
まだまだ残暑厳しい季節ですが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか
夜はなんとか気温が下がり、「クソ暑い」。。。言葉がお下品ではありますが、日中は暑い日々が続いていますね
休日に家で過ごしてもエアコンの効いた部屋でゴロゴロしていても致し方ないので、次の土日は・・・と、お出掛けして来ちゃいました~
本当は土曜日に出掛けようとしたのですが、天候不順とあって日曜日に出発です
出掛けようとしたら来客もあって午前10時の出発!
こちらは私の住む平塚から望む「大山(おおやま)」、阿夫利山(あふりやま)とも呼ばれ、江戸時代には大山詣でという信仰が盛んで、雨降りを祈願して地域で「講」を作り、団体で参拝していた歴史があるのですが、本音を言いますと・・・世の男性が持つ性(さが)が絡んで参りまする。。。(内緒です)
この大山の麓を抜けて中央高速の相模湖インターへ、、、まだ午前中であるのに上り線はもう渋滞していましたわ
渋滞を横目に山梨県の勝沼インターを降りて「フルーツライン」へ
市町村でいうと甲州市(こうしゅうし)に辺り、一昔前までの勝沼町
このフルーツラインは信号が少なく、気持ちよいワインディングロードで甲州市や山梨市、笛吹市が一望でき、眺めも素晴らしい道
私はこの道が好きで、年数十回は通っているのでは?
また、フルーツラインの名称とおりに道沿いには果物畑が連なり、春には花に始まりサクランボ、プラム、ネクタリン、モモ、ブドウ、リンゴが走っていて実っているのがわかるんですよ
今日この道を走っていたら二つの果実が正に収穫を迎えていましたぁ
こちらはブドウ、山梨の勝沼といえばワイナリーが数多くあり、多くの品種が作られているんだそうです
こちらは巨峰かな?
検索すると巨峰は品種名じゃなく商品名なんだそうで、正式名は「石原センテニアル」といい、岡山県の「石原早生」とオーストラリアの「センテニアル」を掛け合わせられたんだとか・・・それも戦時下の昭和17年に大井上(おおいのうえ)先生という農業学者によって誕生したそうな。。。いや~知りませんでしたわ
そして
たわわに実るモモです
収穫としては最終期なのか、実っている畑は少なかったです
お土産で買って行ったのかって?
いいえ、パスしちゃいました。。。実っている写真だけで十分です、、、だってお高いんだもん
写真を撮っていたら御老体が運転する車が止まり、この畑の主人なのかな?と思ったら、恵林寺の場所を聞かれる
「恵林寺でしたらこの先の突き当りを左に・・・」と即答する神奈川県民と、道を迷われた山梨県民。。。なんか変ですよね(笑)
塩山市街をかすめ、国道140号線を越し県道210号線へ
目指すは昨年も訪れた「大弛峠(おおだるみとうげ)」の標高2360m
途中からは山梨県と長野県を結ぶ「川上牧丘線」と呼ばれる林道になるのですが、日本で車で来れる最高所の峠道なのですわ
山梨県側は完全舗装道路で、林道とは感じない道でもありまする
塩山市街から20キロ弱、1時間で大弛峠に到着
峠周辺には20台程度が停められる駐車場があるのですが、夏のシーズンとあって乗用車は峠道を前後して車道に駐車されています。これは管理者も容認されていて、2つ上の写真で斜線で塗られたラインが引かれていますが、この斜線部分は駐車禁止場所で車同士の交換場所。駐車は斜線が引かれていない場所に停めるルールとなっているんですよ
峠を境にして写真左が山梨県側、写真右側は長野県側となりやす
こちらは峠にある唯一のお店?いや、山小屋の「大弛小屋」です
昨年もこちらで珈琲をいただき、今年も涼しさを思う存分・・・寒い中を暖かい珈琲を戴きました。なにせ外気温が16度、35度の下界から20度も低い場所に来たせいか、涼しさを通り越し寒さが来ています
こちらの山小屋さんは良心的なお値段で飲食を提供してくれます。珈琲300円は安いと感じます
店内よりも店の外がお薦めかな(笑)
雲で太陽が隠れたせいなのか分かりませんが、半袖から出た腕は正直者でサブイボ(鳥肌)がお目覚め。登山客やハイカーさんは長袖ですもんね
わけん、、、夏山を甘く見ておりました
寒さに耐えきれず車に戻り、昨年同様に長野県側へ降りて行く
こちらの林道、長野県側は悪路のダート
時速は20km/h以下で走るしかなく、轍や石の状況を見極めて山を降りていく
峠付近は大きな石がゴロゴロする道ですが、5キロほど進むと走りやすいダート道に。それでも運転に集中しないとダート道特有の尻振りが出ちゃいますのでね
林道の終り付近になってやっと舗装道路に。。。舗装道路の素晴らしさを感じさせられます
すると道端に黄色い花が
最初はオオハンゴウソウはな?(花の素人はこれだから困ります)なんて思っていました
帰宅して蕗の葉のような写真と花図鑑と睨めっこをし、花の名前がわかりました~。「マルバダケブキ」というそうですが、蕗に似た葉を持ちますが違う品種なんだとか・・・
パッ見て花の名前がわかる人って尊敬しちゃういます
大弛峠から長野県側に降りてくると『野菜大国 川上村』と掲げられた看板が!
ここ川上村は高原野菜の産地で、春と夏秋、冬に収穫されるレタス
今は夏なので夏秋レタスとなるのでしょうかねぇ
レタスの直売所は無いのかな?と走っていると大きなスーパーを発見
私の家の近くのスーパーですと200円前後なのでかなり安いかも
お陰で我が家の食事は当面サラダや野菜炒めがメインになりそうです(笑)
秋蕎麦が花を咲かせ、10月か11月には美味しい蕎麦が楽しめそう、、、今から楽しみです
川上村から信州峠を抜けて再び山梨県に入り、北杜市へ
旧明野町に入ると・・・向日葵が
向日葵って太陽に向かって咲くのだと思っていたのですが、こちらの向日葵は太陽に背を向けているような・・・太陽と喧嘩でもしたのですかねぇ
北杜市は「日本一の日照時間」であるらしく、太陽を連想させる向日葵畑が多いんだそうです
川上村で一時雨が降りましたが(本領発揮!)全般的には晴れで、甲府から塩山へ戻り、再度フルーツラインを通った時には夕暮れを迎えていました
そして夕陽
涼しさを求めに行ったのか、それとも収穫を観に行ったのかわかりませんが、帰宅する車の中は夏野菜の段ボールで満載
多分、買い出しのお出掛けだったのでしょうね
さぁ、また明日から仕事をがんばりますかな