【茨城】 偕楽園 [北関東]
【2010年6月12日】 [お出掛けアーカイブ]
[お断り] 本内容は2年前の2010年6月にお出掛けをした内容です
この日、西山荘の次に訪れたのは水戸の偕楽園(かいらくえん)
写真は表門となる黒門でありやす
表門から園内に入ると竹林が広がっていて、鬱蒼とした森のような感じですね
偕楽園は水戸藩第9代藩主の徳川斉昭(なりあき)によって造成され、1841年に完成。広さは現在の偕楽園の本園としては12.7ヘクタール、近隣の千波公園等を含めると300ヘクタールの広さで、都市部の公園としてはニューヨークのセントラルパークに次ぐ世界で第二位の広さになるんだそうですわ
因みに徳川斉昭は第15代将軍徳川慶喜の実父で、水戸徳川家としては唯一の将軍。。。徳川家と言えば本家と尾張・紀伊・水戸の御三家と、田安・一橋・清水の御三卿を主として将軍職になっていますが、水戸徳川家は最後の最後で将軍職を拝したことになるのです
しかしですよ。。。御三家筆頭の尾張徳川家から誰も将軍職にならなかったのは何か理由があるのでしょうかねぇ
当時の状況は幾つかの歴史書に書かれていますが、真相はどうなのかな
偕楽園といえば梅の名所
園内には3000本の梅の木があるそうで、花見の時期は多くの方が訪れて賑わうそうです
花の時期はとっくに過ぎた6月、木には梅が実っておりやす
100種の品種があるので、梅の大きさも形もそれぞれで、売店では梅の実が販売されておりました
本園内は夏季で午前6時~午後7時まで入園でき、園内は無料で入れることができるんですって~
そして本園内の中で有料なのがこちらの好文亭(こうぶんてい)
そろそろ変え時となりそうな藁ぶき屋根の門をくぐって入って進むと好文亭
こちらの好文亭は入館料190円で、水戸斉昭自ら設計し2層3階建て
こちらの天井は「杉皮網代張り」という技法で編まれ、黒塗りの床と庭がマッチし、とても綺麗に感じます
3階に昇ると千波湖が一望
暑い日でありましたが、湖からの風がなんとも言えない心地よさ、も少し居たいな・・・なんて思われる方が多いのでは
さすが6月、躑躅が場所によっては見頃でありましたわ
また南側には日本庭園が広がっていて、色々な景色を観ることが出来る水戸偕楽園、さすが日本三庭園の1つです
四季折々の季節によって変化する公園がある水戸市は良い場所ですね
因みにですが、先の震災によって崖崩れや液状化現象、好文亭では建物が一部損壊が発生し、復旧を終え再び公開されたのは今年の2月だったそうですわ
本園内と好文亭をゆっくり巡ると1時間は必要ですよ。車で来られると千波公園と偕楽園の間に駐車場があって、梅開花の時期を覗けば殆どが無料でありまする