鎌倉12 極楽寺から長谷へ [神奈川]
【5月11日 土曜日】
光明寺よりバスで鎌倉駅へ戻り、江ノ電で極楽寺駅へ
満員の電車が鎌倉駅に到着し、また新たなお客さんを乗せて江ノ島方面へ
極楽寺駅に着いたら、にわか雨が降っていて樹木の下で雨宿り
10分ほどで小やみになったところで極楽寺へ
【霊鷲山 極楽寺 (真言律宗)】 拝観料:無料 午後3時00分
境内は撮影禁止なので写真はこちらの門のみで、極楽寺は鎌倉で唯一の真言律宗の寺院。
この極楽寺から徒歩5分のところに「長谷のあじさい寺」として有名な成就院がありやす
【普明山 成就院 (真言宗)】 拝観料:無料
空海が開祖のお寺で、6月になると参道はあじさいで鮮やかに色づくのですが、5月ではまだ早いみたい
あじさいが咲く頃に改めて訪れることにしますかな
極楽寺から長谷までは「極楽寺坂切り通し」と呼ばれ、鎌倉では切り通しが多くみかけられます。源頼朝が幕府を開いた鎌倉は海と山に囲まれた自然の要塞で、鎌倉へ敵が侵攻する際はどうしても切り通しを通らなければならず、守るにはうってつけの地だったそうです
さてさて、昼食も取らずに鎌倉を巡り、かなり空腹。。。「ぼたもち寺」を訪れた時から、今日はここだと決め次に訪れたのは「力餅家」でありやす
力餅家前には「五霊社鎌倉権五郎景政」と記された石銘碑があり、この右の道奥に「御霊神社」がある参道に建つ。創業は1690年で、当時から力餅を販売していた老舗
権五郎力餅10ヶ入り650円。春バージョンでお餅は草餅
求肥と餅の2種類があり、お餅のほうを買い求めました。それと求肥の「力餅」と「すあま」を単品で購入し、お店の軒先でぺろり。。。あっ写真!と気が付いた時には既に遅し、どちらも空腹な胃袋におさまっちゃいました
因みにですが、お餅のほうは『賞味期限1日』で、赤福のような感じかな
この『賞味期限1日』という響きは美味しさの印。各地へお出掛けをして同じような賞味期限の食べ物に出くわすのですが、購入し食すとどれも美味しいのです。これは私が認める美味しいモノの公式なのですが・・・
賞味期限1日(少ない)=美味しい
これは何度も経験し、一度もハズレはございません、、、特に和菓子ですけどね
【御霊神社】
江ノ電の踏切が参道を横切っていて、もとは五霊神社でしたが現在は御霊神社と名が変わっています
江ノ電の踏切が鳴ると境内を電車が走っているような気がします
こちらは境内にある椨(タブ)の木で夏も涼しさ感があるのでは
そしてさきほど紹介した力餅の始まりとされる「手玉石」と「袂石」
左が手玉石で重さ105kg、右が袂石で60kg
この神社の祭神である「鎌倉権五郎景政」は力持ちで、力量を試すために2つの玉石を手玉にし袂に入れたんだそうです
景政とはどんな巨体なのかという疑問もありますが、この2つの石を袂に入れるって・・・昔の着物は柔道着みたいに丈夫だったのかな。。。(笑)
鎌倉11 光明寺・材木座海岸 [神奈川]
【5月11日 金曜日】 午後1時40分
鎌倉駅から材木座海岸方面へ歩きはじめ、寺社を巡って1時間半、光明寺に到着
【天照山 光明寺 (浄土宗)】 拝観料:無料
鎌倉で最大な山門がお出迎え
本堂もご立派、堂内に入らせて貰って手を合わせる
しかし近くの学校で運動会だかが催されているせいか、最近の音楽が大きな音と共に堂内まで響いて来ておりまする
記主庭園と大聖閣
庭園は小堀遠州の作と伝えられ、池には古代蓮が咲くそうですが、まだ開花までは数ヶ月かかるのかな
本堂を回り込むと三尊五祖の庭園が現れます
枯山水の庭を腰を据えて眺めておられる方が数人おり、私もつられて拝見させていただきました
光明寺を出ると鎌倉駅と逗子駅へ向かうバス停があり、次のバスまで時間がありそうでしたので海岸へ出てみることに
国道134号線をくぐると材木座海岸
海水浴シーズン前とあって、閑散とした海岸はサーファーさんと砂浜で日向ぼっこをされる家族連れが見受けられました
梅雨が明ければ夏、、、もうすぐですね
鎌倉10 安国論寺・長勝寺・来迎寺 [神奈川]
【5月11日 土曜日】 午後0時40分
【妙法華経山 安国論寺 (日蓮宗)】 拝観料:100円
5寺目も日蓮宗の「安国論寺」
門をくぐって拝観料を納める賽銭箱のような中に100円を支払うシステムみたい
拝観料を納めた先には正岡子規の歌碑がありました
鎌倉の松が谷の道の辺に
法を説きたる日蓮大菩薩
昨年の12月に建てられた歌碑だそうで、子規は度々訪れていたんだそうですよ
安国論寺は日蓮が「立正安国論」を岩屋(岩窟)で書き、その後弟子が「安国論窟寺」を建てたのが始まりなんだそうです
こちらが本堂で、向いにある御小庵が安国論を書いたといわれる岩窟があるのですが、扉が閉まっていて拝見することはできませんでしたわ
安国論寺を出て横須賀線の踏切を渡ると「長勝寺」となります
【石井山 長勝寺 (日蓮宗)】 拝観料:無料
こちらも日蓮宗のお寺、、、本日6寺目、、、かなり多いデス
日蓮宗のお寺とあって、本堂も日蓮上人像や四天王像も立派ですね
境内には故「赤木圭一郎」さんの像があるらしいのですが、みつけられませんでしたわ
【随我山 来迎寺[材木座] (時宗)】 拝観料:無料
長勝寺から徒歩10分のところに「来迎寺(らいこうじ)」に着く
鎌倉には「来迎寺」が2つあり、こちらは材木座の来迎寺で、1194年に源頼朝が「三浦大介義明」の菩提を弔うために建立したのがはじまりだそうです
本堂の横には2基のお墓があり、右が「三浦大介義明」、左は「多々良三郎重春(義明の孫)」
最初、三浦大介?
なんか聞いたことあるなぁ~と考えていて、、、あっ
横浜ベイスターズの三浦大輔(ハマの番長)と間違えておりましたわ(笑)
また、本堂の裏手には三浦一族のお墓もありました
さぁ、次は海岸近くまで参りますよ~
鎌倉9 妙法寺 [神奈川]
【5月11日 土曜日】 午後12時00分
【楞厳山 妙法寺 (日蓮宗)】 拝観料:300円
「鎌倉の苔寺」と呼ばれる妙法寺、創建は1253年で開山は日蓮、、、本日4寺目も日蓮宗のお寺でありやす
こちらの妙法寺へは安国論寺へ向かう途中にあるのですが、案内看板が少なく見逃しがちなお寺であります
300円の拝観料を納め境内へ、、、と思ったら、受付に「撮影目的な者、脚類持参の者、入山を禁ずる」と大きく書いてあったので、受付の方に『境内は撮影禁止なのですか?』と尋ねたら「三脚を使用しなければ構いません」とのお答え
なんでも三脚を使用して境内を撮影する方が多かったので、このような看板を出さざるを得なかったんですって
撮影の許可も受けたし堂々と撮影させていただきましたぁ~
ちょっと屋根につぎはぎがありますが、こちらが本堂で肥後国の細川氏による寄進だとか
この本堂の扉には「リスが堂内に入るので閉めています」の立て看板、先日訪れた鶴岡八幡宮でもリスがいたので、こちらでもいるのかな・・・
こちらは仁王門で、仁王門から続く階段に苔が生えた階段が続いている
太陽の日差しが弱く、苔の色がちょっと映えないのですが、この苔が生えた階段から「鎌倉の苔寺」と呼ばれているそうですわ
こちらの階段は登れず、横にある細くて急な階段を上がって行くと法華堂
これよりまだまだ階段が続きます
こちらの階段を昇りきると「松葉谷御小庵」
20年近くここを草庵として暮らし、鎌倉で布教をおこなっていた場所で、あまりにも過激な日蓮の布教に対し、不満が湧き起こり焼き打ちにあったそうですわ
私の家は浄土真宗(お西です)の父方と神道の母方のドラ息子な者ですので、過激な布教の意味がちょっと理解し難いデス
こちらからまたまた急な階段、、、もう登山道のような階段なのですが、こちらを昇りきると後醍醐天皇の皇太子である護良親王のお墓がありました
そして森が開けた南側を望むと
材木座海岸と稲村ケ崎が展望出来まする
住宅だらけではありまするが、今日初めて海が望めました
で
来た道の階段を下りて行くと
ガサガサと音が・・・
おりましたよ。。。リス
こやつが本堂に入っておイタをするのですね
鎌倉8 ぼたもち寺・八雲神社・安養院 [神奈川]
【5月11日 土曜日】 午前11時35分
【常栄寺 (日蓮宗)】 拝観:無料
妙本寺の総門脇から左手に入ってすぐのところに「ぼたもち寺」と書かれた寺が出てくる
正式には「常栄寺(じょうえいじ)」といい、1271年に日蓮が龍ノ口(江ノ島)刑場へ護送される際に、桟敷の尼が「胡麻のぼた餅」を捧げ、それが要因なのかわかりませんが奇跡的に処刑を免れことから「頸(くび)つぎのぼた餅」と逸話が生まれ、この寺を「ぼたもち寺」と呼ばれるようになったとか
決してこの寺院や周辺では「ぼた餅」は売られていませんが、毎年9月12日(日蓮にぼた餅を捧げられた日)には境内で、ぼた餅が振る舞われるそうです。(私は未だに餡子とご飯の組み合わせが食べられませんデス)
ぼたもち寺からすぐの場所には八雲神社
もともとは「鎌倉祇園社」と呼ばれていたのですが、明治に入って「八雲神社」と名が変えられたんだそうです
新羅三郎義光が京都の祇園社から祭神を勧請したのが始まりとあるから、1100年頃になるのでしょうかねぇ
鳥居には注連縄が張られていて、紙垂(しで)はついていないのですが、立派な〆の子が下げられています
注連縄(しめなわ)で思い出したのですが、神奈川の伊勢原に「〆引(しめひき)」という地名があるのですが、昔は「七五三」と書いて「しめ」と読んだそうです。注連縄とも書きますが七五三縄とも書くそうです
七五三(しちごさん)詣は三歳・五歳・七歳と節目で詣でる、、、の節目(ふしめ)。。。の「しめ」から「七五三」で「〆」となるのでしょうかねぇ
【祇園山 安養院[田代寺] (浄土宗)】 拝観:100円
今回、鎌倉を訪れた目的の1つでもあった「安養院」、ここは躑躅が綺麗なお寺で、もう見頃は過ぎてしまったのですが、あと数日は綺麗な躑躅が観れるのかな
こちらは北条政子ゆかりの寺で、政子の法名である「安養院」から名付けられているそうです
躑躅目当てで訪れる方が多く、人影がなくなるまで待つこと10数分。辛抱して撮れた1枚でありやす